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「こんな時だからこそ考えたいガンバの未来」 by K


こんにちは!Kです!

新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう中、世間では明るいニュースがめっきり少なくなっています。
もちろん国内サッカー界でも、JFAの田嶋会長の感染を皮切りに、Jリーグの再延期・再開日白紙化と、先が見えない「見えない敵」との戦いが続いています。

数ヶ月先の近未来ですら想像もつかないようなこのご時世に、あえて考えたいのは「ガンバの未来予想図」です。ウイルスの収束の収束が予想できないのはもちろんのこと、さらにいえばJリーグの2020シーズンが開催されるかどうかすらも何とも言えないような状況。
しかし、こういった足下にしか目がいかない時こそ、頭をあげて明るい未来を妄想してみるのもいいかもしれない、と思いました。再びサッカーを観戦できる将来の楽しみを先取りするのもまた一興。(=この「将来の楽しみを先取りする」、というのはユース・Jrユースをチェックする楽しみの本質であるかもしれません。)

さて、本題に入りますが、今回考えるのは「ガンバの背番号の系譜のこれから」です。
このテーマ元々アイディアとしてはずっと持っていたのですが、先日(2020/4/12)の倉田選手を招いた宇佐美貴史選手のインスタライブで「10番を引き継ぎたい選手」についての会話があったことに触発されて書き上げるに至りました。

#10

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上で述べた通り、このインスタライブでは「ガンバの10番」の未来がまず話題に上がりました。一旦ここで現在までの青黒の10番の系譜を振り返りましょう。

クルプニコビッチ(97-98) ~ ルイジーニョ / ピオトル (99) ~ ビタウ(00-01) ~ ファビーニョ・ジェスス(02) ~ 二川孝広(03-16) ~ 倉田秋(17-)

このように実はガンバの10番はフタさん以前は外国籍選手のみで、さらに同一選手がつけるのは長くても2年というような状況でした。
しかし、フタさん→秋というバトンタッチでその流れは一変。
直近2代(しかしながらなんと17年)は「ガンバユース出身のMF(そして高槻出身)」が10番を背負っていることになります。

ちなみに秋は先述のインスタライブでは「10番はユース出身選手につけてほしい」と発言しています。これは中々重要な発言ですね

こうして見ると、やはり「ガンバの10番」はユース出身選手でその時代のガンバを象徴するようなプレイヤーが付けていくのがしっくりくるような感じがしてきます。

候補となってくるのは、市丸選手・奥野選手・芝本選手・塚元選手・白井選手・川﨑選手・唐山選手あたりとなります。
タイプ的に考えると、奥野選手・川﨑選手あたりになってくるでしょうか。
いずれにせよ二川→倉田の次の継投が「ガンバの10番」それ自体にとって非常に重要なものとなってくるでしょう。

#7

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さてここまではある意味前置きのようなもので、本当の本題はここからです。すなわち、

「ガンバの7番」はどのような意味を持つ背番号となるのか

です。

7番についてはあまり振り返る意味はないでしょう。(実は片野坂さんもガンバの7番を背負っていました。)
現・7番=遠藤保仁が2003年から現在に至るまでこの番号を背負っています。
もちろんヤットさんの輝かしい実績については振り返るまでもありません

名実ともにタイトルホルダーとしてのガンバ大阪は "Endo 7"とともに歩んできました。
つまり、「ガンバ大阪はヤット=7番のチーム」であった訳です。
もちろん7番に「ゲームメイカー」だけの意味を持たせることも可能です。
しかし、ガンバの7番にはそれ以上の重みがついてしまったのは明らかでしょう。
すなわち「ガンバは7番=Xのチーム」ということです。

こうして考えると、次の7番に相応しいのは名実ともにチームの核となれる選手でしょう。
以上の情報を踏まえて考えると一つの結論に至ります。

「next 7 = 宇佐美貴史」

です。

もちろん容易に辿り着ける結論ではあると思います。しかし、2019年から2020年にかけてチームの核の移行が徐々に進みつつあるような出来事が多くありました。
復帰戦での終了間際の同点弾・11,12月月間MVPなどの2019シーズンの活躍だけでなく、シーズンオフにはメディア出演でガンバのプレゼンスを高めます。

さらにはシーズンオフの補強で、いわば「宇佐美隊長の副官になりうる」小野、昌子とプラチナ世代のスター選手が新たに加わったことです。
(プラチナ世代の中での宇佐美の求心力、「あの宇佐美と一緒にやりたい」と思わせるカリスマ性はやはり少なからず存在するようですね)
このように若返りするチームの中で求心力を持つ宇佐美選手がリーダーとなるのは自然なことであり、その立場に見合った「7番」を彼に背負って欲しいと思います。

(ちなみに、遠藤→宇佐美という系譜は日本サッカーという視点から見た時も黄金世代→プラチナ世代という流れに完全に一致しているスッと腑に落ちやすい構図にもなっています。)

ガンバというクラブにとって宇佐美貴史のようなストーリー性を十二分に帯びた存在が再び現れることは中々ないことでしょう。

彼に全てを託して、彼とともに次の時代を切り拓いていく未来を切望します。



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