わたしという 結界
☆photopos-3072 2023.2.5
わたしがわたしである
ということは
わたしでないものがある
ということだ
わたしでないものが
わたしに世界を開示してゆく
わたしと世界のあいだには
結界があるが
開示された世界で生きるわたしは
わたしとわたしでないもののあいだで
さまざまに翻弄されてゆき
結界を超えて
世界から与えられたもので
わたしは変わってゆくが
わたしもまた
結界を超えて
世界に与え
世界もまた変わってゆく
わたしがわたしであるためには
つねに結界を新たに結ばなければならないから
そのことに堪えきれず
ときにわたしは
わたしという結界そのものから
自由になろうともするのだが・・・
※愛媛県松山市・重信川にて
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