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堤未果『ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』 』 ( 2023年6月 NHKテキスト)

☆mediopos-3116  2023.5.30

6月からNHKのEテレで
国際ジャーナリストの堤未果による
ナオミ・クラインの『ショック・ドクトリン』を
ガイドにした講義が放送される

このテキストで語られている内容を
はじめて知る人がいるとしたら
まさにその「ショック」で
世界への見方がひっくり返るかもしれないし
「陰謀論」のように映るかもしれないけれど

『ショック・ドクトリン』は
詳細な事実の積み重ねによって
明らかにされている裏の歴史にほかならない

そしてある意味この内容は
いまのわたしたちにとって
欠かすことのできない視点を与えてくれる

ナオミ・クラインは
一九七〇年代のチリの軍事クーデターから
ソ連崩壊・アジア通貨危機・米国同時多発テロ事件・イラク戦争
その他にもハリケーンや津波のような自然災害などの
さまざまな「惨事」に際し
それらの危機につけこみあるいはそれを意識的に起こし
過激な市場主義経済改革を強行する
アメリカとグローバル企業の
「ショック・ドクトリン(惨事便乗型資本主義)」により
危機状況にある国の富を収奪する構造を明らかにしている

その「ショック・ドクトリン」の背景にあるのは
「人間の精神を自在にコントロールする方法」を実験した
「CIA拷問マニュアル」を
新自由主義経済の実現に利用したミルトン・フリードマンであり
その教えを受けたシカゴ学派の弟子たちが
各国政府の中枢で影響力を発揮しながら
「ショック・ドクトリン」が実行されてきている

そのシカゴ学派の弟子たちには
歴代米国大統領を筆頭やFRB(連邦準備制度理事会)議長
英国首相・中国共産党書記長・ロシアの新興財閥
IMF(国際通貨基金)理事・途上国の独裁者などがいて
日本でいえば日本銀行の白川方明元総裁
竹中平蔵元経済財政政策担当大臣なども
シカゴ大学でフリードマンの講義を受けている
ちなみにフリードマンは日銀の顧問を務めていたりもした

上記の面々をみればわかるように
「ショック・ドクトリン」という手法は
国家やイデオロギーの枠組みではとらえにくいが
重要なのは「お金」や「権力」の流れであることがわかる

昨今の新型コロナのパンデミックやワクチン被害
ロシアのウクライナ侵攻による紛争などにおいても
そこで「お金」がどのように流れているのかを
追ってみるだけでも
「ショック・ドクトリン」の本質が見えてくる

しかしこのテキストと放送が
先日のワクチン被害者について
意図的な虚偽放送を行った同じNHK関連であることは
(勝手な推測ではあるけれど)
自社を含むメディア報道に対する批判精神を
失わないでいたいという熱い意志をもっているであろう
人物の存在を感じさせてくれ
そこにある種の希望を感じることもできる

さてこの講義のテキストの最後に
次のようなある意味もっとも大切な示唆がある

「「一番悪い敵は、誰なのか?」
という思考に陥らないようにすること」

「善悪二元論に陥った民衆ほど、
扱いやすい存在は」ないからであり
「二一世紀のショック・ドクトリンの最大の特徴は、
敵の顔が見えない」からでもある

「相手は人間ではなく、
果てしなき欲望を現実化するための「方法論」」であって
(「犯人探し」を目的にすると視野狭窄と迷路に陥る)
なによりも欠かすことができないのは
「物事を深く、長く、広く見る目」をもち
「自分の頭で考える」ことなのだ

■堤未果『ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』 』
 ( 2023年6月 NHKテキスト NHK出版 2023/5)
■ナオミ・クライン(幾島幸子・村上由見子訳)
 『ショック・ドクトリン――惨事便乗型資本主義の正体を暴く(上・下)』
 (岩波書店 2011/9)

(堤未果『ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』 』

「惨事便乗型資本主義に警鐘を鳴らす

 戦争やクーデター、テロ攻撃や大規模な自然災害が起きた時に、政府は民衆に何をしてくれるのだろうか?
 ジャーナリストのナオミ・クラインは、「政府によって大惨事(ショック)は、民衆を思いのままに支配する政策を実行に移す、絶好のチャンスである」と言う、その著書『ショック・ドクトリン』 には、世界中で巧みに実施されてきた実例の数々が紹介されている。」

「CIA拷問マニュアルから学んだショックの活用法

 一九五〇年代から六〇年代にかけて、CIAは心理学者・精神分析家医の協力を得て「人間の精神を自在にコントロールする方法」を実験した。そこでまとめられたCIA拷問マニュアルを、新自由主義経済の実現に利用したのは米国のミルトン・フリードマンである。
 彼の教えを受けたシカゴ学派の弟子たちは、各国政府の中枢で影響力を発揮し、大惨事が起こる機会を虎視眈々と狙っている。」

「世界中に散らばったシカゴ学派のドクトリン
 シカゴ学派の狙い————永遠に続くショック状態

 二〇〇一年に同時多発テロが起きた時、米国の政権中枢にいたのはブッシュ(子)大統領。チェイニー幅大統領・ラムズフェルト国防長官の三人だった。フリードマンの教えを政策の柱とする彼らは、この大惨事を最大の契機と捉え、アメリカという国を「株式会社化する国家」へと一変させた。」

(堤未果『ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』〜「はじめに」より 』

「9・11後のアメリカで私が目の当たりにしたものが、過去半世紀の間に世界の他の地域でも使われてきた、一つの手法であったこと。
 読み終わった時、私はしばらく呆然としたまま、言葉が出ませんでした。
 歴史家のE・H・カーが言ったように、事実とは、歴史家が呼びかけた時にだけ語るもの。誰がどの角度から見るかによって、歴史はいかようにもその解釈を変えられるのです。
 この本の日本語訳が刊行されたのは、巨大な地震と津波が日本を襲い、史上最悪の原発事故が社会全体をショック状態に突き落とした東日本大震災の半年後でした。
 版元の岩波書店から帯文を依頼された私は、迷わずこう書きました。
「3・11以降の日本は確実に次の標的になる」
『ショック・ドクトリン』 の原書が、世に出てから一六年。この間、世界ではデジタル・テクノロジーが猛スピードで進化し、私たちの日常はますます仮想空間と一体化し、ショック・ドクトリンの手法もまた、よりスピードを上げ、見えにくく、巧妙になってきています。
 主権者として社会をつくっていくはずの私たちが、このスピードに引きずられ、大量の情報に飲まれたままでいれば、立ち止まる暇もなくつけこまれ、弱い者がまず踏みつけにされるでしょう。」

「起きていることを多角的に、俯瞰して見るスキルを身につけると、目に映る世界が本当に変わります。少ない情報でも、未来が見えるようになると、主権者としての自分の立ち位置がクリアになっていくのを実感できるでしょう。
 新型コロナウイルスによるパンデミックやウクライナ危機、気候変動や食糧危機など、今や世界中が、同時多発惨事に放り込まれていると言っても過言ではありません。そこで今仕掛けられている全世界規模の「ショック・ドクトリン」とは何か。その中で日本はどんな未来を目指すのか。ぜひ私たちが現在その渦中にあるということを意識しながら、この本を読んでみてください。歴史とは現在と過去との対話だと言われますが、過去を見る新しい眼が今ほど切実に求められた時代があるでしょうか。それを紐解き向き合うことで、再び自分を取り戻した私にとっても、これからこの名著を読む皆さんにとっても、きっとその対話は、次世代に手渡せる素晴らしい財産になるはずです。」

(堤未果『ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』 〜「第1回「ショック・ドクトリン」の誕生」より』

「今まで世界中で起きてきた、ショッキングが人権侵害事件の数々は、民主主義など存在しない非常な毒性政権下で起きるものだと思われていた。けれど、ハリケーン・カトリーナやイラク戦争、イギリスや南米、アフリカ、ロシアなどで過去数十年間に起きた事例を並べてみると、ある共通のパターンが存在するのではないか。
 (ミルトン・)フリードマンの最も有名な論文(「資本主義と自由」)の中いはこう書かれています。

  現実に、あるいはそう受けとめられた危機のみが、真の変革をもたらす。危機が発生したときに取られる政策は、手近にどんなアイディアがあるかによって決まる、われわれの基本的な役割はここにある。すなわち現存の政策に代わる政策を提案して、政治的に不可能だったことが政治的に不可欠になるまで、それを維持し、生かしておくことである。(序章)」

「危機に便乗して過激な新自由主義を強引にねじ込むこの戦略を、クラインは「ショック・ドクトリン」と名づけます。そしてそこから過去に遡り、フリードマンとその一派がこの手法を使って、いかに世界の多くの場所で、国家や国民の資産を略奪してきたか、事実を丹念に拾い上げながら、語られなかった〝もう一つの歴史〟を明るみに出したのでした。

 歴史を辿ると、フリードマンを信奉してきた弟子たちは、歴代米国大統領を筆頭に、FRB(連邦準備制度理事会)議長、英国首相、中国共産党書記長、ロシアの新興財閥にIMF(国際通貨基金)理事、途上国の独裁者など、いずれも国を動かす立場の人々ばかりでした。
 ちなみに日本でも、日本銀行の白川方明元総裁はシカゴ大学でフリードマンの講義を受けており、竹中平蔵元経済財政政策担当大臣は、フリードマンの信奉者です。一九八二年から八六年までの四年間、フリードマンは日銀の顧問を務めていました。
 自由市場の歴史を、作られた〝ショック〟が塗り替えてきたこと。
 チリのクーデター、天安門事件、ソ連崩壊、9・11、イラク戦争、そして津波やハリケーン・・・・・・一件バラバラに見えるこれらの歴史的事象に一本の糸を通してみせたのが、この『ショック・ドクトリン』 という本なのです。
 ショック状態に置かれた人間は、いとも簡単に過激な変化を受け入れてしまう。
 いったいフリードマンは、このアイデアを、どこから得たのでしょうか。
 それは、クラインが後に「あまりにもグロテスクな話」と表現した、米CIA(中央情報局)が絡む、恐るべき洗脳実験でした。」

「第1回の最後に、『ショック・ドクトリン』 の序章にある一節を引用しておきましょう。

  コーポラティズムは、膨大な公共投資の民間への移転(往々にして莫大な負債を伴う)、とてつもない富裕層と見捨てられた貧困層という二極格差の拡大、そして安全保障への際限ない出費を正当化する好戦的ナショナリズムをおもな特徴とする。このようにして生みだされた巨大な富のバブルの内側にいる者にとっては、これほど収益性の高い社会構造はほかにない。だが、バブルの外側にいる大多数の人々は明らかに不利な立場に置かれるため。コーポラティズム国家は露骨な監視活動(ここでもまた政府と大企業が互いに便宜を図り、契約を交わす)、大量の人々の監禁、市民的自由の制限、さらには多くの場合、拷問という特徴を持つことになる。(序章)

 政府と財界の蜜月が生みだすコーポラティズム国家。
 そこにもう一つ、私たちの誰もがよく知る国家機関が参入することによって、国家どころか一つの大陸を丸ごとターゲットにした、大規模なショック・ドクトリンが可能になるのです。」

(堤未果『ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』「第2回 国際機関というプレーヤー。中露での「ショック療法」」より 』

「ナオミ・クラインが明らかにした「ショック・ドクトリン」という手法は、イデオロギーや国家単位の枠組みから見るだけでは、その本質は見えません。
 重要なのはお金の流れ、もっと言えば人間の欲望の先を見つめることなのです。リーダーや複数の勢力が共通の欲望でつながった時、そこにはショック・ドクトリンが生まれる素地ができる、と言うとわかりやすいかもしれません。」

「イラクでもロシアでも、ショック・ドクトリンがもたらしたものは、実体経済の破壊と外国資本による略奪でした。
 けれど、本来の大義名分である「経済の健全化」が完全に失敗したことを取り上げるべきメディアは、フセインやプーチンといった個人の問題に矮小化したり、イラク人、ロシア人という民族を貶めたりする報道で、その本質から巧みに目をそらさせてきたのです。
 歴史から学ぶという人類の特権を奪うこの行為が「腐敗」でなければ、いったい何を腐敗と呼ぶのでしょうか。」

堤未果『ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』「第3回 戦争ショック・ドクトリン 株式会社化する国家と新植民地主義」より 』

「9・11によって引き起こされたショック・ドクトリンの進化は、(・・・)従来の戦争の定義そのものを、二つの面で大きく書き換えてしまいました。
 一つ目は、時間の制約です。
 それまでの「国家対国家」の戦争には、どちらかが勝利する、講話が結ばれるなど、何かしら区切りがありました。ところが「テロとの戦い」には区切りはありません。世界のどこかにテロリストが存在する限り、戦いは続いていくからです。
 二つ目は空間の制約です。
 国対国の戦争と違い、テロリスト対我々という新しい演奏では、敵は自国内も含め世界中どこにでも存在しうるため、もはや国境がありません。
 すると何が起きるでしょうか。
 戦争から時間と空間の制約がなくなったことにより、政府は国家を無制限の緊急事態下に置いておくことができるようになりました。
 セキュリティ産業には、まさに笑いがとまらない特需でしょう。」

「9・11というショック・ドクトリンの下で導入されたもう一つのドクトリンは、当局による国民監視と言論統制の合法化でした。」

堤未果『ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』「第4回 日本、そして民衆の「ショック・ドクトリン」」より 』

「地震に台風、豪雪、噴火、ゲリラ豪雨に土砂災害・・・・・・自然災害大国である日本にとって、自然災害を利用したショック・ドクトリンの事例には、多くのヒントが隠されています。」

「新型コロナのパンデミックに、ロシアのウクライナ侵攻による紛争、各地で頻発する異常気象に大手銀行の破綻など、世界全体に影響を与える巨大ショックが同時進行している時代に、私たちは生きているのです。
 高速で進化するデジタル・テクノロジーは、惨事が起きた時に恐怖を拡張するスピードを飛躍的に上げ、何が起きているかを俯瞰して冷静に見ることがますます難しくなりました。
 次々に仕掛けられるショック・ドクトリンに、私たち市民が対抗する術はあるのでしょうか。
 ナオミ・クラインは、キャメロン博士の被験者になった女性が、実験に関する新聞記事を見たことをきっかけに、自分の破壊された記憶を取り戻し始めたというエピソードを紹介し、人間の「記憶」が持つ力について書いています。
 それは私たちが、いつの間にか大事なものを奪われることから身を守るための、大きな武器になるからです。
 『ショック・ドクトリン』の終章では、シカゴ学派の危険な思想に飲まれずに、大切なものを守るべく立ち上がる人々や、住民が自ら主権を取り戻したエピソードが登場します。」

「今、リアルタイムで進行している、地久規模の二つのショック・ドクトリンがあります。
 一つはシカゴ学派の流れを汲む、グローバル経済主体のもの。「今だけ、カネだけ、自分だけ」の論理で、四半期ごとの利益のために猛烈なスピードで突き進み、あらゆるものを画一化して、市場というモンスターの餌食にしていきます。
 もう一つは、画一化ではなく多様性、企業主導ではなく国民主権(あるいは地域住民主権)という形で、地域から合って直していこうという、民衆のショック・ドクトリンです。それは長いスパンで過去から今までを紐解き、じっくり考えながら、民主的に話し合いをし、点と点を線でつなげて、未来の行動を決めていく道です。」

「一つ、注意しておきたいことは、「一番悪い敵は、誰なのか?」という思考に陥らないようにすることです。善悪二元論に陥った民衆ほど、扱いやすい存在はありません。異なる意見を持つ相手に、レッテルを貼り排除するようになったら要注意。偏見と分断は、ショック・ドクトリンを仕掛ける側にとって、甘い蜜だからです。『ショック・ドクトリン』に繰り返し登場する。メディアという強力なプレーヤーの役割を、思い出してください。9・11で、イラクで、私たち民衆は、なぜショック・ドクトリンを許してしまったのでしょうか。
 今は独裁者や悪い王様など、わかりやすい敵を倒せばいいという時代ではありません。二一世紀のショック・ドクトリンの最大の特徴は、敵の顔が見えないことです。見えないだけでなく、限りなく増殖していき、今日の味方が明日の敵にもなる。全てはお金で動いていくので、敵の顔が見えたと思っても、それはどんどん変わり、複雑に絡み合うので、追いきれません。
 『ショック・ドクトリン』に出てくる多くの事例が示すしょうに、〝犯人探し〟をしたくなるわたしたちの本能は、国民を分断し、攪乱し、戦うべき相手を見破るよう、利用されてきました。
 それらを読むと、今世界規模で起きている数々のショックの下でも、同じように情報が狭められ、対立を煽られ、人々が分断されていることに気づくでしょう。
 物事を深く、長く、広く見る目を失い、自分の頭で考えることを放棄してしまった時にこそ、ショック・ドクトリンは牙を剝き、私たちはいとも簡単に餌食にされてしまうのです。
 相手は人間ではなく、果てしなき欲望を現実化するための「方法論」に他なりません。それを打ち負かせる武器はたった一つ、物事を俯瞰して眺め、本質をすくい上げる、人間の「知性」なのです。」
 ナオミ・クラインの『ショック・ドクトリン』を通して、勝者だけが語る物語とは別の、弱者から見たもう一つn歴史を紐解くことで、私たちは過ぎ去った時間を、味方にできることに気づくでしょう。」

○堤未果
国際ジャーナリスト。東京都生まれ。ニューヨーク州立大学国際関係論学科卒、ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士号。国連、米国野村證券などを経て現職。『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命』で黒田清・日本ジャーナリスト会議新人賞を受賞。『ルポ 貧困大国アメリカ』で日本エッセイストクラブ賞、中央公論新書大賞を受賞。その他著作に『沈みゆく大国アメリカ』(二部作、集英社新書)、『政府は必ず噓をつく』(二部作、角川新書)、『日本が売られる』(幻冬舎新書)、『ルポ 食が壊れる』(文春新書)、『デジタル・ファシズム』(NHK出版新書)など多数。

○クライン,ナオミ
1970年、カナダ生まれのジャーナリスト、作家、活動家。デビュー作『ブランドなんか、いらない』が世界的ベストセラーとなり、一躍、反グローバリゼーションの語り部となる。『ニューヨーク・タイムズ』『ガーディアン』『ネーション』など、さまざまな媒体で記事を発表している。トロント在住

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