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実と虚の複素的な世界で

☆photopos-3213  2023.6.26

存在を問うとき

この世界に実を置くか
この世界を虚とするか

科学は
致死率100パーセントの世界を
解明しようと勤しみ
宗教(の多く)は
死後の世界へ向けて
あるいは生死を越えた世界のなかで
どう生きるか
存在するかを説く

わたしが存在している
という神秘のまえで
あるいは
世界がなんらかのかたちで
存在しているという神秘のまえで

わたしは
どう生きればいいのだろう
どう死ねばいいのだろう
あるいは
どう生死を超えればいいのだろう

この実と虚の
複素的な世界のなかで

※愛媛県内子町・小田深山渓谷にて

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