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神秘学ポエジー【風遊戯】mediopos

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本を中心としたメディアを神秘学的な視点で読みながら「遊戯」していくシリーズ。
運営しているクリエイター

#河出書房新社

『スピン/spin 第6号』/『現代詩読本 田村隆一』/前田速夫『谷川健一と谷川…

☆mediopos3322  2023.12.22 『スピン第6号』の表紙の「ことば」のなかで 池澤夏樹が田村…

KAZE
4か月前
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寺田寅彦「笑い」/柳田国男「日本の笑い」「笑の本願」

☆mediopos3255  2023.10.16 「笑い」の話である 有名なベルクソンの『笑い』は 対象のあ…

KAZE
6か月前
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塚本邦雄『ことば遊び悦覧記』/高橋康也『アリスの国の言葉たち』/高橋康也編『「言…

☆mediopos3254  2023.10.15 塚本邦雄の『ことば遊び悦覧記』が 新装復刊されている 手元に…

KAZE
6か月前
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ジェシカ・ノーデル『無意識のバイアスを克服する/個人・組織・社会を変えるアプロー…

☆mediopos3190  2023.8.12 「無意識のバイアスを克服する」ことは 「個人・組織・社会を変…

KAZE
8か月前
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スティーブン・ジョンソン『音楽は絶望に寄り添う/ショスタコーヴィチはなぜ人の心を…

☆mediopos-3142  2023.6.25 ぼくはある意味で 音楽に救われてきたといっても過言ではない …

KAZE
10か月前
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エドガール・モラン『百歳の哲学者が語る人生のこと』

☆mediopos-3093  2023.5.7 二〇二一年(七月八日)に百歳となった (亡くなったという話は…

KAZE
1年前
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吉田隼人『死にたいのに死ねないので本を読む 絶望するあなたのための読書案内』/吉田隼人『霊体の蝶』/塚本邦雄『定家百首 良夜爛漫』

☆mediopos-3063  2023.4.7 吉田隼人の『霊体の蝶』という歌集に惹き込まれ それが第二歌集であること 十六歳で自殺未遂を犯してから 「死にたいのに死ねないので」読んだ本の 読書案内としての著書のことを知る 著者はホフマン・ボードレール・マラルメ。ニーチェ ハイデガー・バタイユ・藤原定家・上田秋成・波多野精一 九鬼周造・塚本邦雄・三島由紀夫・・・と さまざまな文学書・思想書を拠り所としたことを 回想し紹介しているが 昨日(四月六日)知人の油彩画展に赴き

真木悠介『うつくしい道をしずかに歩く/真木悠介 小品集』/『気流の鳴る音―交響す…

☆mediopos-3062  2023.4.6 昨年亡くなった真木悠介の(見田宗介の名ではない著作) 『気流…

KAZE
1年前
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渡辺祐真「詩歌の話/詩歌の楽園 地獄の詩歌 第三回 散歩をするように詩歌を読む」(…

☆mediopos-3056  2023.3.31 高原英理『詩歌探偵フラヌール』は すでにmediopos-2969(2023…

KAZE
1年前
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見田宗介『白いお城と花咲く野原/現代日本の思想の全景』

☆mediopos-3037  2023.3.12 社会学者の見田宗介が 一九八五年から一九八六年の二年間 朝日…

KAZE
1年前
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ヌッチョ・オルディネ『無用の効用』

☆mediopos-3023  2023.2.26 「無用の効用」を解いている本書について あえて説明などいら…

KAZE
1年前
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アーシュラ・K・ル=グウィン『私と言葉たち』

☆mediopos-3009  2023.2.12 本書『私と言葉たち』は 二〇一八年に亡くなったアーシュラ・K…

KAZE
1年前
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山﨑修平『テーゲベックのきれいな香り』/山﨑修平×島田雅彦「『テーゲベックのきれ…

☆mediopos3001  2023.2.4 今回は小説と詩の境目の話 あるいは境目のない話 そして「わたし…

KAZE
1年前
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TVOD「村上春樹の語られ方/批評とサブカルチャー史」(文藝 2023年春季号)

☆mediopos2984  2023.1.18 幸いなこと?に 村上春樹の作品はその最初期から現在まで リアルタイムで読み続けているが 村上春樹の作品は基本的に 「乗り越えるべき規律=「父」を失った」「男の子」」が 「何かよきもの」を模索せざるを得ない物語が 「問い」としてその底流に流れているようだ 個人的にもっとも親近感をおぼえるのは (ぼく自身がある意味「壁」の内側にいようとする傾向性があるためか) 初期の『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』(1985