マガジンのカバー画像

神秘学ポエジー【風遊戯】mediopos

1,218
本を中心としたメディアを神秘学的な視点で読みながら「遊戯」していくシリーズ。
運営しているクリエイター

2023年5月の記事一覧

ハン・ジョンウォン『詩と散策』

☆mediopos-3117  2023.5.31 散歩を愛し 猫と一緒に暮らしているという 詩人ハン・ジョンウ…

KAZE
11か月前
33

堤未果『ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』 』 ( 2023年6月 NHKテキスト)

☆mediopos-3116  2023.5.30 6月からNHKのEテレで 国際ジャーナリストの堤未果による …

KAZE
11か月前
31

酒井隆史『賢人と奴隷とバカ』

☆mediopos-3115  2023.5.29 賢人と奴隷とバカの話 賢人になれというのではない 奴隷に賢…

KAZE
11か月前
41

小川洋子×佐伯一麦『川端康成の話をしようじゃないか』/『川端康成異相短篇集』

☆mediopos-3114  2023.5.28 川端康成の小説は 妖しい「只ならなさ」をもっている ノーベ…

KAZE
11か月前
36

鈴木まもる『身近な鳥のすごい巣』/沢田佳久(著)・安田守(写真)『オトシブミハンドブ…

☆mediopos-3113  2023.5.27 初夏になると 鳥や虫そして樹木や花などを観察しようと 野山へ…

KAZE
11か月前
26

『萩原朔太郎大全』/『萩原朔太郎全集〈第1巻〉』/松浦寿輝『詩の波 詩の岸辺』

☆mediopos-3112  2023.5.26 二〇二二年は 口語自由詩の確立者であり 『月に吠える』や『青…

KAZE
11か月前
38

寺田寅彦「珈琲哲学序説」/ルドルフ・シュタイナー「医食を考える」

☆mediopos-3111  2023.5.25 寺田寅彦に「珈琲哲学序説」という随筆がある 寺田寅彦はよくコーヒーを飲みに出かけるものの 「コーヒーに限らずあらゆる食味に対しても いわゆる「通」」ではないのだという ここで語られているのは コーヒーをなぜ飲むのか コーヒーにはどのような作用があるのか その作用が芸術や哲学や宗教と どいう点で類似しまた相違しているのか といったことについての 「コーヒー漫筆」あるいは「コーヒー哲学序説」である 以下その論を追ってみる

北野勇作『100文字SF』/『ありふれた金庫』

☆mediopos-3110  2023.5.24 SF小説家の北野勇作は Twitterで毎日「ほぼ百字小説」を発表…

KAZE
11か月前
31

河津聖恵詩集 『綵歌』/『図録 若冲展 ―開基足利義満600年忌記念』

☆mediopos-3109  2023.5.23 詩人の野村喜和夫は 「河津聖恵は光の詩人である」と評してい…

KAZE
11か月前
32

河合俊雄『夢とこころの古層』/ミルチャ・エリアーデ『生と再生─イニシェーションの…

☆mediopos-3108  2023.5.22 かつての社会(伝承社会/前近代社会)においては 子どもから…

KAZE
11か月前
36

澤田誠『思い出せない脳』

☆mediopos-3107  2023.5.21 「脳科学」は 記憶の働きも すべてを物質的な「脳」に還元して…

KAZE
11か月前
32

稲垣諭「連載「くぐり抜け」の哲学 9.「人間のふるさと」へ向かって」(群像 2023年 …

☆mediopos-3106  2023.5.20 「人間のふるさと」は どこにあるのだろう ここでいう「ふる…

KAZE
11か月前
32

ヤマザキマリ 『人類三千年の幸福論 ニコル・クーリッジ・ルマニエールとの対話』/E…

☆mediopos-3105  2023.5.19 ウイルス ワクチン 戦争 管理社会 格差社会 同調圧力 メディア…

KAZE
11か月前
36

伊藤潤一郎「投壜通信 9.あてこまない言葉」(群像 2023年 06 月号)/吉田隼人『霊体の蝶』/中井英夫『黒衣の短歌史』

☆mediopos-3104  2023.5.18 「投壜通信」は「承認」を求めない 「承認」とはたとえばSNSの「いいね」 あるいは「推し」で表されるような 「あてこんだ言葉」であり「約」である 現代はある意味で 「承認欲求」という病に深く侵されている SNSで投稿される言葉は 「いいね」を「あてこんだ」ものであり それに象徴されるように さまざまな「評価」を求める言葉は 賞や試験などに合格するための 「推し」の目にとまるためのものとして発せられる そしてひとはそ