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神秘学ポエジー【風遊戯】mediopos

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本を中心としたメディアを神秘学的な視点で読みながら「遊戯」していくシリーズ。
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2023年3月の記事一覧

渡辺祐真「詩歌の話/詩歌の楽園 地獄の詩歌 第三回 散歩をするように詩歌を読む」(…

☆mediopos-3056  2023.3.31 高原英理『詩歌探偵フラヌール』は すでにmediopos-2969(2023…

KAZE
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島内景二『和歌の黄昏 短歌の夜明け』

☆mediopos-3055  2023.3.30 日本という国の文化は 『古今和歌集』(九〇五年)からはじま…

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鹿島茂『思考の技術論/自分の頭で「正しく考える」』

☆mediopos-3054  2023.3.29 「正しく考える」 ということは 「正しいとされていることを知…

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岡﨑乾二郎「那智の一遍」 (岡﨑乾二郎『絵画の素──TOPICA PICTUS』)

☆mediopos-3053  2023.3.28 それまで智真と名乗っていた一遍は 三十六才のとき熊野権現の…

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牧野富太郎『牧野富太郎と、山』/「牧野富太郎のABC」 『Coyote No.79(Spring202…

☆mediopos-3052  2023.3.27 NHKの連続テレビ小説 『らんまん』(4月3日から放送)の …

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1年前
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百瀬文「なめらかな人⓭見ない、見えない、見なくていい」(「群像 2023年 04 月号」…

☆mediopos-3051  2023.3.26 現代は視覚中心の時代だが 中村雄二郎の『共通感覚論』による…

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菅原百合絵『たましひの薄衣』

☆mediopos-3050  2023.3.25 短歌を読む歓びを しかもあたらしく生まれくるそれを 読む歓びを味わえるのは格別だ 水原紫苑は 菅原百合絵の第一歌集『たましひの薄衣』を評し 「人間が荒れ狂う今世紀にこのような 美しい歌集が生まれたことをことほぎたい」といい 野崎歓は 「静謐で深い歌の探求が 続けられていたことに胸を打たれる」という このところ短歌のブームらしく さまざまな短歌が数多く詠まれ 歌集もさまざまに刊行され 書店にも並べられていたりもする

監督・脚本:中江 裕司『土を喰らう十二ヵ月』

☆mediopos-3049  2023.3.24 水上勉『土を喰う日々 ―わが精進十二ヵ月―』を原案に 沢田研…

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井上理津子『師弟百景 “技”をつないでいく職人という生き方』/道元『典座教訓・赴…

☆mediopos-3048  2023.3.23 職人に憧れる 職人でありたい 生まれ変わったら 職人になりた…

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ルドルフ・シュタイナー『ゲーテ主義/霊学の生命の思想』/『二つのメモランダム(覚…

☆mediopos-3047  2023.3.22 シュタイナーの第一次大戦中 一九一七年の講義と政治的な働き…

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倉谷滋『反復幻想/進化と発生とゲノムの階層性』

☆mediopos-3046  2023.3.21 「発生は進化を繰り返す」 つまり「個体発生は系統発生を繰り…

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石井辰彦『現代詩としての短歌』

☆mediopos-3045  2023.3.20 ぼくは歌人でも俳人でも ましてや詩人でも小説家・文学者でも…

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紅野謙介「検閲は転移する」(「新潮2023年04月号」)

☆mediopos-3044  2023.3.19 「検閲はなくならない。過去のものでもない。 いつでも、いた…

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1年前
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【鼎談】下西風澄×山本貴光×吉川浩満「心はどこから来て、どこへ行くのか」 (文學界)/下西 風澄『生成と消滅の精神史』/『葬送のフリーレン(10)』

☆mediopos-3043  2023.3.18 下西風澄『生成と消滅の精神史』はすでに mediopos-2967(2023.1.1)でとりあげているが その著者と山本貴光・吉川浩満による鼎談が 「文學界」の四月号に掲載されている 鼎談の終わりの方で下西氏が示唆しているように あるテーマがあるとして 「真正面から問題を扱うのではなく、 その問題の語り方そのものを考え直」すということは重要である 『生成と消滅の精神史』も「心脳問題」のような仕方で 「心の「本質」や「本