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神秘学ポエジー【風遊戯】mediopos

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本を中心としたメディアを神秘学的な視点で読みながら「遊戯」していくシリーズ。
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2022年10月の記事一覧

藤原 辰史『歴史の屑拾い』

☆mediopos2905  2022.10.31 歴史も 歴史語りも ほとんどが 「大きくて単純な物語」であり …

KAZE
1年前
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遠藤徹『ゾンビと資本主義—主体 ネオリベ/人種/ジェンダーを超えて』/対談 遠藤徹…

☆mediopos2904  2022.10.30 ゾンビはアフリカの民間信仰を源流とし 一九世紀にハイチのヴー…

KAZE
1年前
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伊藤 和磨『痛みが消えていく身体の使い「型」』

☆mediopos2903  2022.10.29 自由のために 型を学ぶ 型とは 「型にはめる」というような 決…

KAZE
1年前
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松浦寿輝・沼野充義・田中純 徹底討議 二〇世紀の思想・文学・芸術 第十回「エイテ…

☆mediopos2902  2022.10.28 一九八〇年代は 松浦寿輝によれば 「近代の終わり」「大きな物…

KAZE
1年前
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ルドルフ・シュタイナー「精神科学の光に照らした健康熱」

☆mediopos2901  2022.10.27 ○○を食べれば健康になる ○○をすれば健康になる というよう…

KAZE
1年前
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高橋 睦郎『歌集 狂はば如何に』

☆mediopos2900  2022.10.26 高橋睦郎は一九三七年生まれの八十四歳 谷川俊太郎は一九三一年…

KAZE
1年前
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尼ヶ﨑 彬『利休の黒 美の思想史』

☆mediopos2899  2022.10.25 千利休は大永二年(一五二二年)生まれ 今年二〇二二年は生誕五〇〇年にあたる その記念として本書『利休の黒』は出版されている 利休にとって「黒」とは何か 利休の考えを知るための史料は乏しいが 著者の尼ヶ崎彬はその真意に迫ろうとする 利休は一五八七年 博多から来た神谷宗湛にこう語っている 「赤は雑なるこころ也、黒は古きこころ也」 そしてその「黒」を 長次郎の黒楽茶碗に見出すことになる 赤は変わりゆく「随縁」の心であり

ジェシカ・ベンジャミン『他者の影――ジェンダーの戦争はなぜ終わらないのか』

☆mediopos2898  2022.10.24 フロイトの精神分析では とくにその草創期においては エディプ…

KAZE
1年前
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フランク・パスカーレ『ブラックボックス化する社会/金融と情報を支配する隠されたア…

☆mediopos2897  2022.10.23 もともと政府もメディアも企業も オープンであったためしはなく…

KAZE
1年前
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上野 誠『折口信夫『古代研究』』(NHKテキスト)

☆mediopos2896  2022.10.22 mediopos2822(2022.8.9)で 同じ著者・上野 誠の『折口信夫「…

KAZE
1年前
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近藤 祉秋『犬に話しかけてはいけない/内陸アラスカのマルチスピーシーズ民族誌』

☆mediopos2895  2022.10.21 著者の近藤祉秋は マルチスピーシーズ民族誌と環境人類学の視点…

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古田 徹也『このゲームにはゴールがない/ひとの心の哲学』

☆mediopos2894  2022.10.20 ひとの心を知ろうとする その「ゲームにはゴールがない」 わた…

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中嶋洋平『社会主義前夜――サン=シモン、オーウェン、フーリエ』/『オーウェン サ…

☆mediopos2893  2022.10.19 フーリエの名をはじめて目にしたのは ロラン・バルトの『サド、…

KAZE
1年前
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吉田健一「早く年取ることが出来ればと……」(『作家の老い方』 草思社)/吉田健一『思い出すままに』

☆mediopos2892  2022.10.18 作家にかぎらず それなりに仰ぎ見ていた 過去のひとたちが 次々と自分よりも 若くして亡くなっているのを知ると それなりの感慨がわいたりもする 物理的に年を重ねたからといって 自分が成熟しているとはいえないし かつてそれなりの事績やそれにともなった名を 残したひとたちと比べるなど烏滸がましくもあるが なにをして生きてきたかというのはともかくとして 生まれてからそれなりの年数に渡って 太陽のまわりをまがりなりにも回ってきた