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神秘学ポエジー【風遊戯】mediopos

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本を中心としたメディアを神秘学的な視点で読みながら「遊戯」していくシリーズ。
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2022年7月の記事一覧

納富信留「つくる哲学に向けて――ソフィストと哲学者の間再考」(『現代思想 2022年8…

☆mediopos2813  2022.7.31 驚くことからにせよ 悲しむことからにせよ 「知りたい」という…

KAZE
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長谷川 櫂『和の思想――日本人の創造力』

☆mediopos2812  2022.7.30 長谷川 櫂『和の思想』が 岩波現代文庫として 再刊されているの…

KAZE
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渡仲幸利「存在の手ごたえ」

☆mediopos2811  2022.7.29 自然科学は観測できるものを通じ さまざまなことを教えてくれる…

KAZE
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飯間浩明・川添 愛・山本貴光「鼎談 現代語という不可解なもの――語彙と文法の波間…

☆mediopos2810  2022.7.28 言葉が変化するのは 使われているからだ 使われていると 使いや…

KAZE
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とよさき かんじ『街なか葉めくり虫さんぽ/識れば見えてくる 虫たちのワンダーランド…

☆mediopos2809  2022.7.27 著者のとよさきかんじ氏のプロフィールをみると 「日本野鳥の会…

KAZE
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鴻巣友季子「文学は予言する/  第1回 ディストピア文学はなぜ長年流行しているの…

☆mediopos2808  2022.7.26 ディストピアは ユートピアから生まれる ユートピアという言葉…

KAZE
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中田兼介『もえる! いきもののりくつ』

☆mediopos2807  2022.7.25 「どんなに奇妙に見えていても」 「そこには生きる「りくつ」が通っている」 ということで 世界の動物行動学者たちの最新研究をもとに その「りくつ」についての話が 81編にわたって楽しめる一冊 しかもそれぞれの「りくつ」の話のあとに QRコードがついていて その「りくつ」の典拠となっている論文に リンクされているので 興味をひかれたテーマについて さらに深い内容を知ることができるという親切さ 著者の中田兼介氏は 動物(主に

三木 那由他『言葉の展望台』

☆mediopos2806  2022.7.24 本書は『群像』で 二〇二一年一月号を「プロローグ」として 二…

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保苅 瑞穂『ポール・ヴァレリーの遺言/わたしたちはどんな時代を生きているのか?』

☆mediopos2805  2022.7.23 若き頃パリに留学し 四十年ぶりにパリに戻り 二〇二一年七月に …

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ダヴィッド・ル・ブルトン『歩き旅の愉しみ/風景との対話、自己との対話』  

☆mediopos2804  2022.7.22 本書『歩き旅の愉しみ』 を読みながら その内容とは異なったか…

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サラ・ウォース『食の哲学/「食べること」に潜む深い意味』

☆mediopos2803  2022.7.21 さすがに現代においては 身体性についても 論じられるようにな…

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御田寺圭『ただしさに殺されないために/声なき者への社会論』

☆mediopos2802  2022.7.20 シン・ウルトラマンの メフィラスの名言 「郷に入っては郷に従…

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ヤマザキマリ『リ・アルティジャーニ/ルネサンス画家職人伝』

☆mediopos2801  2022.7.19 「芸術新潮」2016年1月号〜2021年6月号に 隔月で連載されたヤマ…

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三好 由紀彦『詩と哲学のあいだ』

☆mediopos2800  2022.7.18 私たちは 「自分の右手で自らの右手を摑む」ことも 「自分の眼で自らの眼を見る」こともできない それはみずからの根拠を みずから根拠づけようとするようなものだからだが 本書はその問いから存在の謎へと迫っていく 謎の源には何があるのかということだ (本書ではその問いが繰り返されながら 次第に迷路のなかに入ってしまっているようだが・・・) まったく視覚をもたないひとに 「見る」という感覚を理解させることはできない 「見るとい