好奇心は殺せない

なんか僕のnoteのわりに、わかりにくいタイトルをつけました。なので、逆に言いたいことを先に書きます。

最近めっちゃマダミス楽しいんだけど!
で、これは僕に限定した話なんだけどさ、こういう心がけでプレイするようにしてみたら、前から楽しめてたのに、さらにめっちゃ楽しめるようになったんで、ちょっと聞いてくれる??

です。基本的に何かの啓蒙とかオススメではないです。完全に、僕こうやったら楽しめたよ、聞いて聞いてー、のnoteです。ここまでで興味失った人は回れ右した方がいいですw

タイトルと全然違うじゃん、って思われるかもしれませんが、タイトル回収あとでするタイプのnoteですのでwお付き合いください。

元々持ってた心がけ

もう僕も4年ぐらいマダミスやってるわけで、最近まで楽しむ努力をしてなかったわけじゃないです。むしろ、結構強く、こうやって楽しもう!って自分なりに持ってたスタイル、心がけはいろいろありました。その中のひとつがこちら。

キャラの目標と心情を自分なりに解釈して徹底的にすり合わせる

これが自分として心がけてたことでした。よくマーダーミステリーをプレイしたあと、キャラの心情考えると、目標が納得できない、ってこと、言われたりしますよね。わかります、わかるんですよ。でも、僕はそれはどうしても嫌で。目標は基本的には、ハンドアウトでの書かれ方次第ですが、「絶対」だと自分は考えてます。ですけど、心情は無視しろ、とか言いたいわけじゃなくて。

徹底的に、このキャラクターがこの目標を抱いているのはどういう心情からなんだろう、ということを考えて、最初に抱いた心情面とすりあわせる、ってのをやります。この目標を持ってるってことは、こうなんじゃないか?自分なりの仮説をたてつつキャラクターをつくりあげます。これは、マーダーミステリーというゲームにおける重要なチャレンジだと思って自分はやっています。

また、これってゲーム始める前だけじゃなくて、途中でも起きますよね。事件が起きて追加ハンドアウトが配られて、えー、いきなりそんなこといわれても……みたいな。

こういうの、結構燃える方で。だったらやっぱりこのキャラクターならどうする、目標と心情をどうすりあわせるべきか、これを考えることは、マーダーミステリーという「ゲーム」の一環ととらえるようにしてます。

そうすると、ロールプレイとして自分が何を発言してくるか、ってのも自然と見えてくるんですね。極端な例ですが、「あ、これ泣くしかないわ」と思って泣いたこともあります。変なおっさんですねw

なので、個人的には、結構、キャラの目的と心情、よくゲームなのかロールプレイなのか、みたいな議論もされますが、僕の中ではこれは必ず一致してマーダーミステリーを楽しめるようになってたんですね。

ですが、それだけではすまないケースがいくつか出てきました。

後悔してしまったケース

すっごくわかりやすく単純化したケースにして説明します。まんまこれ、という作品はありません。ネタバレにもなっちゃいますし。どういうケースかというと……

自分が犯人かどうかわからないけど、自分が最多票にならないことだけが目標で、心情としても目立ちたくないキャラを担当するケース。

これなんです。こういう時、まあ、ぶっちゃけ適当に推理して、白くなってりゃまあ僕逃げ切れるんです。真相なんて暴かない方がいい。下手なことやって疑われるのは損。

でも……こういう時、とても心にもやもやが残るのです。「キャラクターの目標」「キャラクターの心情」は満たしているはず。ゲームとしては勝利といってもいいだろう。でも……。

プレイヤーとしての自分の欲求は果たして満たされているのか?

そう思うのです。僕は何をしにここに来たんだ?もちろん、目標を達成し、そしてキャラクターとしてふるまい、物語を作り上げた。それはできている……。でも、なんか足りないんです。

それは、「真相を追いかける」という欲求が満たされないんです。

下記のnoteで以前書いた、物語解明、の魅力、欲求が満たされないんですね。

プレイヤーとしての僕は、真実が知りたい。いや、たとえ外れたっていい。真実を追いかけたい。

だって、ミステリーなんですよ? これは、解説として聞ければいい、って話ではないんです。それを追い求めた自分でありたい。これは、目標が設定されない、キャラクターの心情を考え、自由に行動してください、というタイプの作品の際も、同じ気持ちを抱くことがありました。

僕は、キャラクターのせいにして、このプレイヤーとしての欲求に蓋をしてないか。一昨年後半から去年にかけて、自分なりにこれはちょっと悩みとしてありました。

じゃあ、プレイヤーとして真実を知りたい、って気持ちを優先すべきなのか?いや、それは違うはず。キャラクターの目標や心情に反したくはない。答えはひとつでした。

キャラの目標、心情を解釈して合致させてきたように、プレイヤーの気持ちも合致させるべきでは

そう、これも僕にとっては紛うことなきチャレンジではないか、そう思ったのでした。

いや、好きにすりゃいいじゃん、めんどくせえおっさんだな、と思ったあなた。その通りです!めんどくさいのです!僕は!でも、他の人にそれを押し付けず自分の中のしばりにしてチャレンジするのは楽しいのですよ!

では、どう考えたのか。

よく、サスペンス、ホラーで、危ないのについ気になって見に行って死んじゃうキャラ、いますよね? あれ、なんであんな危険なことすんだよー、って思いますよね。僕もそう思います。

でも、あんな危険な状況に陥ったことないわけですよ、自分は。そして、そうなったらどうなるんだろう……そう考えたんですね。で、それは愚かとかどうとか関係なく、何か知ろう、調べようってするんじゃなかろうか……。あくまで可能性のひとつです。でも、それって、人間、もしくは生命体の性だと思うのですよね。それによって人は進化してきたのです。

そう、好奇心は殺せないんです!

たとえ、「こんなところにいられるか!部屋に帰る!」って言っててもやっぱり部屋抜け出して物音のする方見に言っちゃうんですよ。多分。台風来たら田んぼ見に行っちゃうんですよ。多分。

ほんとに?無理くりじゃない?そう思われたあなた。そうかもしれません。でも、それぐらい、僕は、プレイヤーとして真相を知りたい、って気持ちの落としどころを探していたのです。

もちろん、それを優先して「目標」を捨てたりは絶対にしません。このプレイヤーの好奇心を捨てずに、絶対に目標も可能な限り達成すべく動く。それはめちゃくちゃ魅力的なチャレンジに思えました。

ちょうど今年の頭ぐらいから、これを考えてマーダーミステリーをプレイするようにしたんですよね。そしたら、目に見えてもう一段楽しくなったのです。

当たり前じゃん、推理した方が楽しいじゃん。その通り。でも、そこの折り合いに悩むぐらいなら全部まとめて無理矢理自分の中で合致させてゲームに挑もうぜ!ってのが自分の意気込みでした。また、意外とキャラの目標もこの方が達成できてることすら多くなった気すらします。たとえ犯人であっても、これを意識することで、むしろ犯人に見えなくなる側面もあったり。それに犯人だって知りたいこといっぱいあるじゃん!

もちろん、最初に言ったように、これは僕の心がけの話です。みんなもこうやるといいよ、ってのは言うつもりは全くありません。これはあくまで自分が選び取った、スタイルです。ただひとつだけ自分以外の方にも言えることがあるかもしれません。

もっと欲張りでいいんじゃない?

何かを楽しむために何かを捨てなきゃ、って思いこむ必要はないんじゃない?そう思います。だって、遊びなんだから。もちろん、ここまで話したことと、「他の人と一緒に楽しむ」って大切な目標もひっくるめて、全部欲張りに楽しんでみませんか?そんで全部達成しちゃいましょう。そうなった時の世界が、物語が、見てみたいって思いませんか?

ほら、好奇心は殺せない


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?