エゴの克服

病の多いところでは医学が発展し
苦悩の多いところでは宗教や哲学が発展する

日本にいれば
こうしたいと思う事がほとんど達成できるけれど
インドではそうは行かない
自分の思い通りにならない、予測外のことばかり起きる

日本では批判しても生きていける
しかしインドでは批判し始めたらキリが無い
精神が不満で満ち溢れる
だから、総てを受け入れるしかない

だから、自分の精神と心を護るために、苦から離れるために
インド哲学の共通の目的である自我(エゴ)の克服が
精神と心の処方薬として発展したのである

自我の欲求と環境との軋轢が苦悩を生み出す
だから、インドには世間に対して傍観者になるような思想が多い

「二羽の翼も美しわしき契りを結べる伴侶ありて共に同一の樹を抱く
その中の一羽は甘き果実をくらい、他の一羽は唯だ傍観するのみ」

Kerala Traditional Ayurveda Research Institute
(旧アーユルヴェーダ研究所GOLA)
アーユルヴェーダスクール Tantra(日暮里)
http://www.kerala-ayurveda.jp

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