母へ

ツイートの下書き。

お昼寝してこの時間に起きるとき、実家ではいつも母が野菜を切ったり炒めたりする音や、晩御飯のいい匂いがして、その後「ご飯できたよー!」って母が顔を覗かせるのがセットだった。
それを寝てて、起きるときに急に思い出した。今思うとそれは、とても幸せなことだ。

ご飯できたよー!って言われた時、毎回毎回、めちゃくちゃ喜べば良かった。寝起きで機嫌が悪くて、分かってるよ!なんて返した時の私を殴りたい。全部にめちゃくちゃ笑顔で喜んで、もっと手伝えばよかった。

なぜか分からないけど、ここ最近は母のことを考えて泣くことが多い。私が出世するということは、母が老いるということ。私が結婚するということは、母が老いるということ。私が子供を産むということは、母がおばあちゃんになるということ。

私の成長なんかこれ以上どうでも良くて、それより母がおばあちゃんになって、いつか死んでしまうということが本当に嫌だ。考えても仕方ないことの極みなんだけど、最近はそう思うことが本当に多い。私のために沢山我慢してくれて、製菓学校行くお金もあるから帰りたかったらいつでも帰ってきてって言ってくれた母に、なんの恩返しが出来るだろう。これからもっと、旅行とか一緒に行きたいな。

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