トラブルは重なるもの

青山199日目、曇り時々雨。

薬散残り1反分。これが終わったら、馬継谷ハウスの薬散に移る予定。

午前中にやれるだけやって、午後は娘と遊ぶつもりでいた。

曇りで室温が上がらず、加温機が稼働しているのでダクトが膨らみ、ホースが引っ張りづらい。半分ほど終えたところで異変に気付いた。

子ダクトが外れて親ダクトの穴から温風が吹き出している。その数メートル先の枝葉がバタバタ煽られていた。

ファンが動いている間は子ダクトをつなぎ直すことはできない。いずれにしても薬散の途中だし、対応は後回しにすることにした。

薬散を進めながら頭の中では犯人探しをした。すぐに見当はついた。昨日の収穫でこの列を担当したパートのおじさんだ。日頃から動作が乱雑なところがある。おそらく昨日もハウスカーを手荒に転がしてダクトを引っ掛けたのだろう。

薬散も残り2列を残したところで、もう一つ異変に気付いた。

内張の保温フィルムが一枚逆巻している。一人で修繕するには手間がかかる。

よりによってこんな時に。娘と遊ぶ約束が果たせないかもと言う思いが頭をよぎり、やり場のない苛立ちを覚えた。

まずは薬散を終わらせよう。怒りは何秒か待てば治るというし、冷静になれば適切な知恵も浮かび時間を浪費しなくて済むはず。

しかし予定が詰まっている時に限ってイレギュラーな出来事が起こるものである。それもまた、考え方によっては成長の機会になるのかもしれない。


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