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web3普及は近い!? ユニリタシンポジウムで見えたweb3技術の未来

福岡で開催されたユニリタ主催のシンポジウムに参加し、web3の潜在能力と企業におけるその可能性について学んだ体験をシェアします。第40回という記念すべき大会にて、初日には「シンNFT戦略」としてセミナー登壇しました。

二日目はユニリタユーザー会と呼ばれる25の研究チームが一年間の研究成果を発表しました。web3、メタバース、ゼロトラストセキュリティなどの先進的なテーマに沿ってプレゼンテーションを実施。中でもweb3チームは、その革新的なアプローチで最優秀賞を受賞しました。
今回はそんなシンポジウムに参加して得た知見を綴ります。



初日に私が登壇したセミナーでは、NFTとその応用について話しました。驚くべきことに、出席者の中で約25%がメタマスクを使用していることが判明。これは、ITに関連する専門家が集まるこのようなイベントでの高いデジタルリテラシーを示しています。

研究会のまとめ

家事とAIの新たな可能性

最近注目されているのは、AI技術を活用した家事支援。特にメニュー提案サービス「menew」は、料理レシピの提案から食材の管理まで、日々の食事準備を支援します。GPTを活用することで、利用者の好みや食材在庫に基づいたレシピを提供し、指定時間には食事の準備状況を確認する通知機能も。しかし、全自動化にはまだ課題があり、特に在庫管理の手間が挙げられます。
Menewについての詳細

ゼロトラスト - リモートワーク時代のセキュリティ

「ゼロトラスト」というセキュリティ概念は、リモートワーク環境における新しいセキュリティ対策として注目されています。このアプローチは、身近な事例を通じて理解が深まり、企業のセキュリティポリシーへの適用が進んでいます。

オフィス紹介メタバース

ガートナーによると、メタバースは2030年までに50億人のユーザーを持つ13兆ドル市場に成長すると予測されています。この進化するデジタル世界は、IoTからMoT(Metaverse of Things)と更に進化していきます。
しかし、実際の企業でのメタバース活用はまだ初期段階にあります。そんななか、会社紹介をメタバース化する研究チームもありました。
クラスターイベント詳細

「web3 is Coming」:最優秀賞を受賞したweb3研究チーム

今年のシンポジウムの最優秀賞を飾ったのは「web3」を軸にした研究発表でした。web3チームは、Discordを中心としたコミュニティ形成を試みましたが、一定の課題に直面。web3の普及やその応用方法について深く追求し、最終的に最優秀賞を受賞しました。

注目すべきは、チームのプレゼンテーション力とそのユニークなアプローチ。メンバーは「web3 is coming」と書かれたピンクのパーカーで統一感を出し、難解なテーマをわかりやすく説明しました。

彼らのプレゼンテーションは参加者に強く訴えかけ、web3への関心の高さを示しました。web3チームは、Discord上でのコミュニティ形成とNFTを用いた会員証の配布を試みました。しかし、参加者は予想より少なく、多くの課題が浮かび上がりました。この失敗から、今後のweb3の適用における重要な教訓が得られました。

このシンポジウムは、web3の技術が企業の中でどのように活用され、どのような可能性を持っているのかを示す舞台でした。web3の概念がただの流行ではなく、実業界における具体的な応用に向けて進んでいることが明らかになりました。

まとめ:次回シンポジウムにおけるNFT活用

このシンポジウムを通じて、技術とビジネスの融合がもたらす新しい未来に一歩近づいた感じがします。IT業界における最新のトレンドに注目しつつ、企業がどのようにしてこれらの技術を取り入れ、革新を遂げることができるかを探求することが重要です。
福岡での2泊3日の出張は、ITとビジネスの最前線にいる企業たちが集うユニリタシンポジウムに参加するためでした。シンポジウムでは「web3の可能性」が熱い話題となり、私たちはその未来に一歩近づきました。
来年の第41回シンポジウムでは、NFTを活用して、参加者の貢献を可視化する新しいアプローチが期待されます。このような取り組みは、イベントやコミュニティ形成においてweb3技術の可能性をさらに広げるでしょう。

今回のシンポジウム参加を通じて、web3が企業にもたらす可能性を再認識しました。企業が新しいビジネスモデルを模索し、それを実現するためにweb3を活用することは、今後のトレンドとなるでしょう。私自身も、Metagri研究所での経験を活かし、企業にweb3を適用する方法を模索し、提案を磨いていきたいと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

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