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農業web3コミュニティで生成AIコンテストを継続する理由

今回は、Metagri研究所という農業Web3コミュニティで継続的に実施している生成AIを掛け合わせたコンテストについて、その理由を振り返りながら紹介します。


第1回目のコンテスト:手探りでアートを作成

Metagri研究所では、去年の3月から画像生成AIを使ったコンテストを開始しました。第1回目は、「Midjourney、Stable Diffusion、Canvaのtext2image」などのサービスを用いて、みんなで色々なアートを作成しました。当時は、生成AIに関して私も含めてよくわからない状態で、どうすればきれいな絵が描けるのか、自分のイメージを描くにはどうすればいいのかを手探りで試行錯誤していました。
コンテストの結果、コミュニティメンバーの作品が優秀賞に選出され、それがMetagri研究所のロゴ作成に役立ちました。この経験から、生成AIを使うユーザーによってアウトプットが大きく変わることを実感しました。

第2回目のコンテスト:スキルアップと情報収集

第2回目のコンテストでは、私自身も上達を目指して取り組みましたが、まだまだ満足のいく作品を作ることができませんでした。しかし、定期的にコンテストを実施することで、新しいサービスを知るきっかけになり、自分のスキルアップにつながることを実感しました。

また、コンテストを通じて他のメンバーの作品を見ることで、上手く描くコツを学ぶことができました。一人で試行錯誤するだけでなく、コミュニティメンバーと一緒に学び合うことが、生成AIコンテストを継続する大きな理由の一つだと考えています。

第3回目のコンテスト:音楽生成AIへの挑戦

第3回目のコンテストでは、画像ではなく音楽生成AIを使って、Metagriの音楽を作ろうというテーマで実施しました。

私自身、音楽は最も苦手な分野の一つでしたが、生成AIを使えば歌詞を入力するだけである程度の音楽が作れることを知り、作曲のスキルも身につけられるのではないかと感じました。

第4回目のコンテスト:GPTsを使った農業AIの作成

生成AIコンテストは更なる進化を遂げます
ChatGPTをカスタマイズできるサービス「GPTs」がリリースされたことを受け、Metagri研究所では「農業GPTs」を作ろうというプロジェクトを立ち上げました。コミュニティメンバーがアイデアを出し合い、農業に役立つGPTsのアウトプットを作成しました。

私自身、GPTsの使い所がよくわからず、なかなかしっくりくるものを作れませんでしたが、コミュニティの中にはかなり面白いアイデアを出してくれる方がいました。農業にGPT技術を活用する方法を学ぶことができ、これまで農業に使われなかった技術を試してみるという取り組みの重要性を実感しました。

第5回コンテスト:大喜利大会の開催

2月から始まった第5回コンテストでは、「大喜利大会」を実施しました。毎週出されるお題に沿って、画像生成AIやテキストでキャッチコピーを作るなど、メンバーの創造性が試されました。5週間にわたって行われたこの大会では、毎回レベルの高い作品が提出され、白熱した競争が繰り広げられました。

私も自分なりのアイデアを出しましたが、残念ながら5週間のうち1つも選ばれませんでした。改めて自分のクリエイティビティの弱さを感じるとともに、コミュニティメンバーのスキルの高さを目の当たりにしました。

月間MVPの選出とアイデアの活用

大喜利大会で選ばれた5作品の中から、現在「月間MVP」を選ぶための投票を実施しています。どの作品もアイデアが面白く、お題とタイトルのストーリー性が高いレベルです。

月間MVPに選ばれた作品は、NFTとして作者にプレゼントされる予定です。さらに、そのアイデアをTシャツのデザインや漫画のストーリーなどに活用していく計画もあります。

結果発表とこれからの展開

3月30日(土)には、月間MVPの結果発表をMetagri研究所のコミュニティ運営メンバーであるぶーさんとタオルさんがスペースで配信する予定です。各作品のストーリーや選ばれた背景などを紹介してくれるそうなので、ぜひご参加ください。

生成AIコンテストの意義

生成AIを掛け合わせたコンテストを継続的に実施することには、以下のような意義があると考えています。

  1. 新しい技術やサービスを知るきっかけになる

  2. 自分のスキルアップにつながる

  3. コミュニティメンバーと一緒に学び合える

  4. 苦手な分野でも挑戦できる

Metagri研究所では、今後も生成AIを活用したコンテストを継続していく予定です。コミュニティメンバーと共に、農業とWeb3を掛け合わせた新しい表現方法を模索していきたいと思います。

おわりに

生成AIコンテストは、新しい技術を農業に応用する可能性を探る場として機能しています。GPTsを使った農業AIの作成や、大喜利大会のような創造性を発揮する機会を通じて、コミュニティメンバーのスキルアップにつながっていると感じます。

これからもMetagri研究所では、生成AIを活用した新しい取り組みを続けていきます。農業とWeb3、そしてAIを掛け合わせることで、どのような革新的なアイデアが生まれるのか、楽しみです。

皆さんも、ぜひ生成AIを使ってみて、その可能性を探ってみてください。そして、面白いアイデアがあれば、ぜひMetagri研究所のコミュニティで共有してください。一緒に農業の未来を創っていきましょう!
コミュニティ参加はこちら

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

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