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歩行補助具での重心と支持基底面②  ~なぜ、杖歩行が難しいのか!?~

本日も臨床BATONへお越しいただき、ありがとうございます。
最近も絶好調の273日目担当のPTジュニアこと吉岡勇貴です(^-^)


前回は歩行補助具についてのブログを掲載しました。その中でも特に固定型歩行器とU字型歩行器について書いていきました。その中で杖歩行に関しても少し触れる程度ではありますが書いていた所、杖歩行関してもう少し詳しく聞きたいという声がありました。なので、今回は杖歩行の重心・支持基底面についてとなぜ、杖歩行は難しいのか?を書いていきます。

★はじめに


皆さんは杖歩行にどのようなイメージがありますか?僕自身臨床の中で杖歩行は難しいイメージがありました。なので、指導する際に何に注意してどのように介入していくのがいいのかに困っていました。

また、患者さんからも
『杖のつき方が分からない』
『杖をつくと余計に歩きにくい』
『杖に足が当たるから邪魔になる』
『自分にあった杖の高さが分からない』
『そもそも杖は右手で持つの?左手で持つの?』
僕自身上記のような質問が臨床ではよく聞かれると感じています。


これらのことから今回は『杖の役割』『杖を使用した歩き方』『杖の高さ調整やつき方』『杖の持ち手』『杖歩行と独歩の違い』について書いていきます。最後までお付き合い頂けると幸いです。

★杖の役割

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