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嘔吐のメカニズムとリハビリセラピストにできる対応方法とは

本日も「臨床BATON」にお越しいただきありがとうございます!
505日目を担当します、ミッキーです。

僕のブログでは日々リハビリを行っている中で、感じたことを共有していく、疑問に思ったことを調べて共有していくといったものになっています。

▢はじめに

何度かお伝えしていますが、僕は生活期の病院で働いています。
療養として入院している患者様もいるので患者様が体調を崩し、嘔吐されて体調を崩したということも多く聞きます。
そこで嘔吐はなぜ起こるのか、リハビリセラピストとしてどのように対処したらよいのかというところを疑問に感じたので共有していこうと思います。

▢吐き気、嘔吐とは

では吐き気、嘔吐とはそもそもどういったことを指すのでしょうか。
ちなみに吐き気は医学用語としては悪心といいますがここでは一般的な表現として「吐き気」を使っていきます。

悪心
咽頭から前胸部、心窩部にかけて感じられる嘔吐が起こりそうな不快な感覚。通常、唾液分泌亢進、顔面蒼白、冷汗、頻脈、徐脈、低血圧、脱力感、疲労感などの随伴症状を伴う。

伊藤正男・井村裕夫・高久史麿(2010年5月15日:第2版第2刷)『医学大辞典』P324,医学書院

嘔吐
からの内容物を吐き出す行為、または症状である。
嘔吐により吐き出されたものを「吐瀉物(としゃぶつ)」という。

嘔吐,Wikipedia,令和6年5月8日

ということを指します。

また、身体的な異常がない場合でも心理的に吐き気を催すことがあります。
例えば着物など衣服の締め付け、他者の嘔吐や吐しゃ物を見たり聞いたり、不快な映像・音声を見たり聞いたりした場合でも精神的なストレスから吐き気や嘔吐を引き起こすことがあります。

▢なぜ嘔吐が起こるのか

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