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不穏について考える

本日も「臨床BATON」にお越しいただきありがとうございます!
315日目を担当します、ミッキーです。よろしくお願いします。


◇はじめに

今回は「不穏について考える」というテーマでお伝えしていきます。
僕は入院患者様で入院以前の性格や言動と違うな、変わってきたなという状況に出くわすことがあります。
また、以前の状態がわからなくても、あの人は興奮が強いな、感情の浮き沈みが激しいなという患者様がいらっしゃいます。
そんな患者様についてカルテに評価やその日のリハビリについて書くときに
「今日は不穏が強かった」と書くことが多くあります。

しかし、「不穏」という言葉について明確に理解しているかというとそうではありません。
僕は先輩がカルテに書いていて『興奮しているときや感情の浮き沈みが激しいときには「不穏」と書くといいんだな』と判断していてあまり深く理解できていません。

そこで今回は「不穏」についてどのようなものなのか、リハビリではどんな対応が可能なのか、考えていきます。

◇不穏とは

論文から引用してみると

高齢の入院患者は、せん妄、徘徊、興奮状態、不安や抑鬱、睡眠障害、異食、暴言暴力、紛失や盗難の訴え、帰宅願望、焦燥感などの症状を呈することが多く、臨床現場ではこれらの症状を総称して「不穏状態」と呼んでいる。

倉岡有美子,井部俊子ら,急性期病院における高齢患者の不穏状態と看護師の困難感,
日赤看会誌,14,2014,27-32

学生時代に購入した医学大辞典には記載がなく、いろいろと調べてみましたが明確な定義はないようでした。
上記の引用にもあるように「総称して」ということから上記の症状が単独、もしくは複数起こった場合の症状であると考えられます。
図にするとこんな感じです。

不穏は上記のような症状の総称とされており、分類としても難しいのかなと感じます。
それゆえ、患者様から上記のような症状な引き起こされた場合、「不穏」という曖昧な分類になりがちと考えられます。

不穏は患者様に直接対応している担当セラピスト間、看護師との関係ではどのような状態か理解しやすいのかなと思います。
しかしカルテに書いて他のセラピストにも理解しやすくする場合には、「不穏があった」だけでは不充分です。

そのため不穏状態でも上記の図から考えるといつ、どのような症状があり、どのような状況になったのか、その後、どうなったのかも記載しておくとわかりやすくなるのかなと考えます。

◇リハビリでどのような対応が可能か

リハビリで対応しやすいのは「睡眠障害」です。
睡眠障害に対応するためには夜間睡眠をとれるように日中の覚醒を促していくことが必要です。また、急性期の対応では早期離床を促し、生活リズムを整えることも重要です。

日中の覚醒を促す、生活リズムを整えることからリハビリとして不穏への対応を行っていきましょう!

以上で今回のブログを終わります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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次回は5月12日(木)の更新、yuccoさんによる「失語によるタイピング障害への評価」についてです。
では臨床BATONどうぞ!

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