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歩行時のつまずき・引っ掛かりのなぜ?

おはようございます。本日も臨床BATONへお越し頂き、ありがとうございます。433日目担当のジュニアです

はじめに


臨床において歩行中に引っ掛かりやつまずきで悩む機会は多くないですか?
よく足が上がっていないから足をしっかり上げて歩きましょうなどの声掛けをしていませんか?自分自身はよく言っていましたね。
そして、何より上記声掛けだけでは引っ掛かりやつまずきが改善することは少なくないですか?また、前脛骨筋の活動が低下しているので、前脛骨筋のトレーニングをすることも多くなっていると思います。

また、股関節を屈曲させることに着目する人も多いのではないでしょうか?そして、患者さん自身も足が引っ掛からないように足を上げるようにして歩いている姿をよく見かけます。
しかし、上記のように歩くことで引っ掛かりが改善するかというとそういうケースは非常に少ないです。むしろ意識しすぎるあまり変な歩き方となってしまうことが多いように感じます。

では、臨床において何を評価するのか?筋力?可動域?
それだけではなくどのタイミングで引っ掛かっているのかによって原因が変わってきます。

①     歩行時のクリアランスについて
歩行時の引っ掛かりやつまずきではToe clearance(以下TC)の低下による影響が大きいのではないかと考えられています。TCは遊脚時に作り出される床と足尖の距離を表しています。
このTCの低下は特に加齢による影響が大きいと考えられていますが、臨床においてはいろいろな疾患においてもよくみられる現象だと感じています。


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