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”病識がない”とはどういうこと?

脳外ブログ 臨床BATON

おはようございます。本日も臨床BATONにお越しいただきありがとうございます。

328日目を担当する、理学療法士のシミーです。

皆さん、臨床の中で「病識がない(以下病識欠如)」と考えることはあるでしょうか?何気なく使っている言葉ですが、多分それぞれの理解は共通のものではないはずです。病識がないということを共有するためにも、自分の中で理解しておく必要があります。

病識がないということが様々な要素を含んでいるもので、フルリカバリーのためのヒントが隠されている部分だと思っています。


○病識とは?

精神障害によってもたらされる何らかの変化の気づき」と定義されています。

専門的に病識という言葉は精神疾患の分野で用いられているのです。

定義については様々な言い回しで紹介されています。

私たちセラピストが「病識が欠如している」という使い方をするときの病識について、カール・ヤスパースというドイツの精神科医の方の記述が適していると思われます。

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