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展覧会1箇所 わたしを忘れないで@ギャラリー犬養

一昨日、とある展示を2つ見てきました。1つは「わたしを忘れないで」@ギャラリー犬養、もう1つは「HUNGRY」@カフェギャラリーオマージュ。

ともに絵画の展示です。「わたしを忘れないで」@ギャラリー犬養は、アクリル画、「HUNGRY」@カフェギャラリーオマージュは、アクリル画、ペン画、コラージュなど様々でした。

以下では、「わたしを忘れないで」@ギャラリー犬養を見て自分自身が感じた「何か」を感想文的にお届けします。

1.わたしを忘れないで@ギャラリー犬養

今までPCやスマホ(のSNS)上でしか作品を見たことがありませんでしたが、実物は「迫力」みたいなのがありました。「迫力」、曖昧な言い方ですが、なんと言ったら良いのか、眼前に作品が迫ってくる感じ?、自分の視界のすべてがギャラリー空間(の個々の作品)に置かれることで、普段自分の生活空間の中で見るより印象が違う?と言う感じでしょうか。

作品を一通りサラっと拝見した後、作品の表面を舐めるように見、さらに、右斜め、左斜めから・・・そしてまた正面などと、角度をいろいろ変えてそれぞれの作品を見ました。作品自体は一見モノクロなのですが、なんでこんな行動をとったのだろう・・・。描いているもの(オオカミや月)自体はハッキリクッキリ見えるのですが、見る角度によって色が微妙に違って見えるんです。それで、何度もいろんな方向から見てしまう・・・。はたからみると、なんだかちょっとおかしな鑑賞者になっていたかもしれません。

絵自体はハッキリ見えている、なのに、どこから見ても絵の全容がわからない・・・。それが良い意味でしっくりこない感じがしました。いろんな角度から作品を見るうちに、どうやって描いているのかが非常に気になり、作家さんに聞いたところ、どうやって成されているかが少しわかりました(いろいろ教えていただき大変勉強になりました)。

技法的なところはさておき、全体的に言うと、
「ハッキリクッキリなのに謎めいている」・・・
そんな絵でした。
描かれているのは、オオカミや月、それはそれで見ればわかるけれども、「なぜオオカミなのか?オオカミの種類は?」「月とのセットに意味があるのか?」・・・「いや理由なんて無いのかも」・・・などと、まだまだ作家さんにお聞きしたいことはありましたが、それは次回以降にとっておくこととし、後ろ髪をひかれるようにして会場をあとにしました。

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