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思想強めのわたしができるまで


まあまあ長文になってしまいました。

最近知った「思想強め」というワード・・。
コスメティック田中の動画を見ていたら、ゴミ拾いイベントに参加してスピ系の人たちがでてきてあぁこの界隈かぁ・・と思った。





というか自分やや強めかもしれない。
あまり普段は大っぴらにしていないけど、そっち系の人を見つけるとそういう話を結構する。最近はそういう人も増えてきた。
そう言いながらも、ついていけない側面もあり・・。
わたしがそうなるまでのいきさつを遡ってみようと思います。




きっかけは高校生の時
風邪をひいて病院へいった。
「薬でアレルギー起こしたことありますか?」
と聞かれたので「あります」と答えた。
「どの薬で」
「忘れちゃいました」
とヘラヘラ笑いながら言ったら
「アレルギーで死ぬこともあるんだぞ!!!!」
とブチギレられた。

その先生はいい先生だと思うんだけど、その時わたしは
”たかが風邪で死ぬかもしれない薬を飲まされるってどゆこと???”
と疑問に思った。

それ以降病院に行っても風邪のときは薬を飲まなかった。処方箋もらってそのまま。

このときから病院不信がはじまった。



小さい頃から母親がわりと自然派で、食器を洗うとき洗剤を使っていなかった。母は「油汚れはお湯で落ちるわよぉ」と言っていた。(今はふつうに洗剤使ってる)
全然厳しくない母だったが、ごみの分別に関してはなぜか烈火のごとく怒っていた。(ちなみに当時は燃えるゴミと燃えないゴミの二種類しかなかった。)

ちなみに現在は母は思想強めのわたしを見下しているような発言を常にしている。
「きっかけはアンタだろがい!!」と最初は言っていたのだけどもうめんどうなので黙っている。


ヒロミックスという写真家が一世を風靡した。わたしも写真集を買ったりしていた。ヒロミックスはごみ問題について結構発言していた。わたしは影響を受け、プラ製品をあまり買わないようにしていた。(これは今も微妙に続けている。SGDs的にはいいことだよな。)



大人になってから七年に一度くらい、アトピーになっていた。
病院でもらった薬をもらって塗っていた。治るんだけどまたでてくる。どんどん強い薬を処方されるようになった。



あるとき原因不明の体調不良になった。
仕事もやめた。
腹痛がしたりとか、とにかくだるくてしょうがない。
病院をはしごするがまったくよくならない。
最後にたどり着いたのは漢方をだしてくれる病院だった。
わらにもすがる思いで、漢方を飲みだした。しだいに体調は良くなっていった。そこの先生が言うにはアトピーは体の毒を出しているらしい。たしかに毒を無理やり薬で抑えたら、体のなかの毒は出られなくなるから、それが副作用とよばれる症状の原因になるのかも、と納得した。

わたしはステロイドをやめ、アトピーがでても放置していた。
たしかにものすごくつらいが、数ヶ月するとあとかたもなく消えていく。
毒が出たのだ、と思っていた。
(のちにこれはヘアカラーのアレルギーなのではないかと推測した。カラーをやめたらそれ以降はほとんど出ていない。)

アトピーがでたことで色々調べるようになった。
シャンプーも石鹸シャンプーを使うようになった。
ひとりぐらしを機に玄米も食べ始めた。
ロハスという言葉が流行りだしていた。
妹に、「お姉ちゃんってロハスじゃない?」と言われた。
散らかった部屋でヨガとかやってたな。ロハスになりきれない自分。


はじめて出会った思想強めの人は、職場のMという女の子だった。
彼女はマクロビに凝っていた。
「わたしってそんなにイケてない?」が口癖だった。
M自体はイケてないこともないが、その言い草はイケてないなと思った。
なんかいつもえらそうだった。
もちろんご飯を食べに行くときは、野菜カフェみたいなところだった。


ネットである日、ほっこり被害者の会というスレを見つけた。
わたしの好きな伊藤まさこさんとか叩かれててちょっとショックだった。ただ、イジり方が秀逸なので、だんだんおもしろくなってきてしまった。
と同時にわたしってけっこうはたから見たらやばいのかも・・?
と思い始めた。



あるとき蝶々さんという元銀ホスの人の書いた”小悪魔どーたら”の本を友だちに進められて読んでいた。
なぜかそのうちスピ系に傾倒しはじめそのままハマっていた。



つぎの職場で知り合った男の子がゆるめのマクロビだった。性格もおだやかだった。今のところ人生で出会ったそっち系唯一の男性だった。
といっても思想強めな感じはなく人間ができている人だった。ふつうにマックとかも行くし。
自然派のよいスーパーを教えてもらったりした。
彼はわたしと入れ替わりですぐに辞めてしまった。


わたしは服部みれいさんにハマり、冷えとり健康法を実践しはじめた。靴下の重ね履き(4枚)をはじめた。半身浴もしていた。めんげんという好転反応というやつなのか、アトピーと蕁麻疹とお腹に帯状疱疹ができた。仕事のストレスのせいかもしれないけど。あまりにつらいので、冷えとりはやめた。症状はおさまった。





次は自然農をやりはじめた。
食糧難がそのうちくるらしいので、自分で作れるようになっておこうと思ったのだ。それと最近の野菜ってあまりおいしくないのでだったら自分でつくろうと思った。
山奥に畑を借りて往復4時間かけて通った。
今思えばよくそんなのできたなと思う。


そこで知り合ったKさんは完全なるヴィーガンだった。
知り合った中でもかなり思想強めの人だった。
濃い人生を送ってて話が面白かったな。
けっこういろんな人が来ていて思想かなり強めの人もいたし、わりと普通の感じの人もいた。

このころわたしはKさんのすすめで「ふんどしパンツ」を履いていた。
血行が良くなるらしい。効果はいまいちわからなかった。

畑は半年でやめた。遠すぎ。


わたしは転職しようと思い、働きながらパソコンスクールに通いはじめた。
そのころ知り合った女の子Hちゃん。この子も靴下を重ね履きしていた。数人でご飯を食べに行くとき店のチョイスがマクロビだった。そして石鹸シャンプーを使っていた。服部みれいさんが好きらしい。思想強め女子のなかではいちばんおだやかな子だった。


パソコンスクールを修了したわたしは転職した。事務職だ。
この頃から人生の暗黒期に入る。
親が病気になったり、会社で結構なパワハラを受け始める。あと交通事故にもあったり帯状疱疹で入院した。

パワハラを受けていた頃、子宮系女子にハマってしまった。自律神経失調性におまたカイロがきくという情報をうのみにしたわたしは、下着にカイロを貼ってその上から座って仕事をしていた。「熱い・・」と思いながらも「こんなんで病気がなおるのなら」と思いがまんしていた。もちろん火傷してしまった。


病院に行ったらめちゃめちゃ怒られた。
ここで少し目が冷め、バカバカしくなり会社をやめた。


スピ系からすこし距離をおいたわたし。

しかししばらくして都市伝説にハマりはじめた。最初は「ミルクティー飲みたいと」か「ウマヅラビデオ」の動画をよく見ていた。
コロナのきっかけもあり、そのながれで陰謀論にハマりはじめた。




コロナの後遺症で仕事もやめ、暇なのでデザインのワークショップに参加し始めた。1年間オンラインで月一に集会があり課題が出され、グループで話し合ってグラフィックを作成したりする。

楽しかったけど、最後の方は「ナニコレ?」だった。
なんかコミュニティが宗教化している感じがした。
主催者のおじさんの意見がおかしくてもみんな同調していて、気持ち悪いと思った。
コミュニティってそんなものなのかもしれない。そのあと入った趣味のサークルでもおんなじような事が起きていた。
友達が「そういうの宗教が多いから気をつけなよ」って言ってたのあながちまちがいではなかった。もちろんなにか買わされたりとかはない。

そのワークショップは継続する人もいたけどわたしは更新せず一年でやめた。


最近知り合った二人。

Fちゃん。
なんかこの子は説明しなくても話が通じているなと思ったら、陰謀論ゴリゴリの子だった。体に良いおすすめの白髪染めを教えてくれた。いずれ使いたい。

Tちゃん。
もちろんマクロビ。
婚活をしているが、非接種の人に限るらしい。ツワモノ・・。


たぶんスピ系がヤバいのは、人への勧めかたが強引だったり、悪い商売をする人がいたりするせいだとおもう。スピ自体はそんなに悪くない気がする。宗教もそうなんだろう。
でもスピを好きな人は繊細な人が多いから騙そうとする輩が増える。そしてへんな空気を醸し出すのではないか・・?

わたしはそんなに騙されてないつもりだけど、よくわからない体に良さそうなものを結構買っている気がする。ナチュラル系のものってそもそも値が張るし。ちりつもで結構な額になっているのではないか?その値段が本当に見合っているか今一度気をつけなければ。

ちなみに父は思想強めではないけど、50万円くらいの健康器具を2つ買っていた。(母がめちゃめちゃ怒っていた)
妹もわりと騙されやすい。クーリングオフとか使ったりしてるのを見た。


ちなみに最近は数秘術占いにハマっている。
またまた怪しくなってきている。
怪しいものにハマりつつも自分の立ち位置を冷静に把握して、自分はちょっとアレな人なんだという意識を持って生きていこうと思う。









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