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セクシャルと向き合うチェリーボーイ


どうもどうもチェリークリエイターノーパンです。

10月に開催した個展から早1ヶ月。会場で頭がおかしくなるくらい聴いたあなる君の曲も少し忘れ始めた今日この頃です。

さて今回noteを更新したのはタイトルの通りセクシャルについて。




結論から話すと僕はゲイでした。


正確に言うと最近ようやくその事実に向き合うことが出来ました。

とはいえ昔から男子の方が好きだった傾向にあったので、過去には男子の友人に告ったこともありました。チェリーなのに!やるぅ!!

しかしチェリーボーイと謳っている以上、ゲイだったらキャラクター的にどうなんだろう...と思っていました。

直接的に人にゲイだと伝えることは怖い。でも嘘はつけない。
だから1番都合がいい"バイセクシャル"ということにしていました。その方が自分的に安心できていたので。

でもバイである事も嘘ではなかったと思います。たまにだけど女子と手を繋ぎたいとか、ハグしたいとか思っていたし。(急に湧き出るチェリー臭)


今年に入ってゲイ用のマッチングアプリを使って男性と会う回数が多くなりました。

恋愛欲とか性欲ってよりはどちらかと言えば好奇心で会ってたんですけどね。


そこでまあ...何と言うか....最後まではイってないけど、びっ、Bくらいまでイったりイかなかったり。(もしかしてアルファベットで表現するのって古いんですかね...)

そんな中今年の夏、僕の人生史上最大の出来事が起きました。


それは


新卒で入社した会社を急に解雇されました。


めちゃくちゃ驚きました。そして絶望しました。

(この件に関しても沢山言いたいことがあるのですが、消されるかもしれないのでここでは伏せておきますが、とりあえず社会って本当に理不尽)

絶望していても時間は過ぎるし、お金は無くなるだけ。

とにかく新しい仕事を...転職をせねば!

ということでひっそりと人生初の転職活動が始まりました。

どうせやるなら未経験だけど興味があった仕事をやりたいなと思っていたので、未経験の職種を中心に探していました。

そこで見つけたのがエロ雑誌の編集部の求人でした。

過去にCHERRY MAGAZINEという雑誌をに制作していたくらい編集職には興味があったので、勢いで応募してみた結果すぐに連絡が来ました。(本当にすぐに来たのでちょっと恐怖でした笑)

当時電話口の方から言われた内容↓


「君童貞なんだよね?うち風俗とかに取材に行くけど大丈夫?」


その言葉を聞いて色々な事がよぎりました。チェリーを失う...?アイデンティティ無くなる...?それ以上に僕に強く押し寄せた不安、それは


女性とヤレるのか。


これでした。しかし当時の僕は早く転職をしないといけないという焦りがかなりあったので、

「仕事なので大丈夫です!」

と返事し、そこから選考が始まりました。

選考中は課題でエロ体験談の作文とかを書いていました。(こんな課題あるんだ)

その後も何故か選考の過程をクリアし、無事に内定を頂くことが出来ました。

凄く嬉しかったです。自分の書いた文などで合格する事が出来たのだから。

でも心のどこかでモヤついている自分がいました。

本当に女性とヤるのかぁ...って。


この辺で自分に正直になれば良かったのですが、ここで働けば人に面白い経験を話せる!という謎のサービス精神と、勤務地が憧れの東京だった事。そして何より早く働かなければならない焦りから僕は自分の気持ちを押し殺してそのまま話を進めて行きました。


10月下旬、色々な準備も終わり、本来なら新天地でワクワクしているはずなのに、日が近づくにつれて不安でした。

女性とヤる。性行為。男として女性に触れる.....。

考えるだけで怖くて毎日嗚咽していました。

このままじゃ向こうの方にも迷惑をかけるし、何より僕自身の心が壊れる...。

ようやく自分の心と向き合いました。そして導き出した答えは


「どう頑張っても女性をそういう目で見れない。無理だ。」



直前ではあったけど、内定先に辞退の連絡をしました。とても苦しかったけど自分の心を守るために。

その後めちゃくちゃ泣きました。それは職を再び失った事実に対してもだったけれど何より


無理してバイをずっと演じていた自分の心が想像以上に疲弊していた事に。


自分のセクシャルにきちんと向き合うのってシンドい事だと思います。


でも無理して自分を保てなくなり、壊れていくのはもっとシンドいことなので、僕はこの選択は間違えていなかったと思います。

今は焦って転職せず、色々なバイトをやりながら、チェリークリエイターとして制作をしていこうかな〜と目論んでいます。作りたいもの、やりたい事はまだまだ沢山あるので。


ゲイであることで色々な可能性が無くなるかもだけど、中性的な感性のおかげでこのスタイルの制作が成立しているのも事実です。だから僕は自分のセクシャルに誇りを持ちたいし、何よりもっと自分に正直に生きていきたいです。



最近自分が思っていたことを殴り書きのように綴ったのでとても読みにくい文だったかもしれませんが、最後まで読んで頂いた方はありがとうございました。

これからも生暖かく見守ってくれると嬉しいです。


ノーパン

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