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【金融】GAFAM四半期決算まとめ(2022.08)

金利上昇を期に冴えない株価推移のハイテク企業ですが、2010年代から米国市場を牽引してきた巨大テック企業であるGAFAM(Google、Amazon、Apple、Facebook(現Meta)、Microsoft)の四半期決算を概観し、ハイテク株の見通しを考えてみたいと思います。

⚠️なお、普段から四半期決算の良し悪しを分析するタチではないので稚拙な内容になっています。投資初心者があーだこーだ言ってると思ってご了承ください。



Microsoft (ティッカー:MSFT) Q4.2022

EPS❌、売上高❌
EPS:(予想)2.30ドル → (結果)2.23ドル
売上高:(予想)524.7億ドル → (結果)518.7億ドル

6月に決算ガイダンスの引き下げを行ったにもかかわらず、クリアできなかった点が気になります。クラウドサービスの「Azure」や「Office」が堅調に推移しているようなので決算発表後の株価は少し上昇しましたが、個人的にしこりが残る結果となりました。


Google (ティッカー:GOOGL)Q2.2022

EPS❌、売上高❌
EPS:(予想)1.27ドル → (結果)1.21ドル
売上高:(予想)698.7億ドル → (結果)696.9億ドル

マクロ経済の悪化による企業広告の見直しが入り、コロナ禍の巣ごもり需要で好調だったYouTube広告収入の減少が大きく影響しました。


Meta Platforms (ティッカー:META) Q2.2022

EPS❌、売上高❌
EPS:(予想)2.55ドル → (結果)2.46ドル
売上高:(予想)289.5億ドル → (結果)288.2億ドル

売上成長率が前期比▲0.9%と初のマイナスとなり、TikTokなど他社SNSプラットフォームとの競争激化も相まって早くもGAFAMの一角から脱落しそうな状態にあります。年初来からの株価下落で割安感から買い増す投資家もいるかと思いますが、メタバース全振りがどう転ぶか予想が難しいのが現状です。


Amazon (ティッカー:AMZN) Q2.2022

EPS❌、売上高⭕️
EPS:(予想)0.12ドル → (結果)▲0.2ドル
売上高:(予想)1191.6億ドル → (結果)1212.3億ドル

同社が大量保有する新興EVメーカー、リヴィアン・オートモーティブ(ティッカー:RIVN)の株式評価損が大きく反映されています。ある意味、特殊要因で数値が上下しているのであまり判断材料として向いてないように感じます。売上高は堅調なのでそこから判断すると良いかもしれません。


Apple (ティッカー:AAPL) Q3.2022

EPS⭕️、売上高⭕️
EPS:(予想)1.15ドル → (結果)1.20ドル
売上高:(予想)828.1億ドル → (結果)829.6億ドル

この中で唯一、EPS・売上高ともに予想を上回る決算を発表しました。主力製品である「iPhone」の売り上げが好調だったことに起因します。しかし、半導体需給の影響をもろに受ける分、今後の成長見通しが明るいとは言い切れません。外部に依存しないサプライチェーンの構築など課題も鮮明になりました。



感想としましては、全体的に安心感のある決算とは言えず、本格的なハイテクセクターからの移行が始まってもいいように感じます。金利上昇や景気後退(リセッション)の懸念もあり、正直ハイテク株の投資妙味はありません。

いかがでしたでしょうか。
決算資料やニュースメディア、アナリストの分析などを参考に自分なりにまとめてみました。皆様におかれましては、決算発表に一喜一憂せず情報に流されず、ご自身の投資戦略を貫いてほしいと思います。

投資は自己責任で。それでは。

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