女子たちに明日はない

タイトルはチャットモンチーの名曲である。
やる事がたくさんあるから、今日中にやらなければいけないことに追われてるという歌詞である。


この秋、乱読していたものが一本の形に固まってきているような気配がしている。

以前にもブログに書いたように、占い本の魅力は人の性格を表す言葉を知ることの強さだと思っていた。

このところ読んでいる養老孟司先生の本に始まり、ゲッターズ飯田氏の本にも、ケーキの切れない非行少年の中にも共通して触れられていたこと。
人間にはどうやら欲望があり、欲望に突き動かされている。
性欲、金欲、名誉欲、占いの世界では4〜6ぐらいに欲望を分けてそれぞれの性格の特性を考える。
ケーキの切れない非行少年で、具体例の一つとして挙げられていたのが、性欲を抑制するための手段として認知後レーニングが必要ということ。
仏教は欲望を捨てること、確かそれによって四苦八苦という種類の苦しみがあることを言っていたな。

生きることは、欲望と向き合うことである。そう考えると、自分の人生を正確かつシンプルに捉えられるような気がする。個性とは欲望の綺麗さや汚さが問われているような気もする。

そんな渦中に一つ歳をとった。
10代の頃の悩みにはほとんど答えが出てしまったのかもしれない。
今日の朝、鏡を見た。恐ろしいほど老けていたな。20代後半のモテ期ももう終わるのだろうな。もう子供を持ちたいと思わなくなったので、自分の寂しささえ埋められたらいいのだが。

自分の無能を楽しむこともできる。考える必要のないことを考えないような大人らしいこともできるようになってきた。しかしながら、もう一度、あえてできないことをやるような挑戦をしてみてもいいのかもしれない。

くすんでいった赤い糸。
まとわりつくものはない、今やっと気づいたの。

ああ、あなたの声が遠くなる、遠く、遠く。


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