ポケモン考

世間をさすらう男性諸氏の大半は、定期的にヒゲを剃り落とします。かくいう私もそうです。ヒゲに対しては愛憎の念が入り混じっていますが、いちいち気にしてもいられません。心と顔を鬼にして、機械的にヒゲを剃るのみです。えぐり込むように剃るべし。

ヒゲを剃る際に気になるのが肌の質感です。私の肌の場合、ゴツゴツとしたその触感は岩肌を連想させます。ポケモンでたとえるとイシツブテです。ちなみに、落ちているイシツブテを見つけたら、遺失物として警察に届けましょう。

遺失者（落とした物の持ち主）が判明した場合、遺失物の価値の一部をお礼としてもらえることがあります。「イシツブテの一部をお礼として差し上げます」と言われても困りますけどね。処遇に困ったら、マサキにでも送り付けましょう。彼はポケモンと合体することに慣れているので大丈夫です。

それにしても、なぜイシツブテは頭から腕が生えているのでしょうか。もしかしたら、大昔は耳が生えていたのかもしれません。その耳が進化して腕になった可能性もあります。俗に言う「ミミシンカ」ですね。ストーンヘンジならぬストーン変身です。イシツブテという存在は可能性と石の塊ですね。

次に俎上に載せるのはヒトデマンです。ヒトデ「マン」なので男と思いきや性別は不明です。なので、ヒトデ男ではなくヒトデ人間と捉えるべきでしょう。ムカデ人間のようなものですね。ヒトデマンはどう頑張っても人間には見えませんが、自己の認識に対して揺さぶりをかける良い機会です。目指せ認識マスター。

ヒトデマンの中央のコアを破壊したらどうなるでしょうか。デス・スターのように爆発するかもしれません。なので、ヒトデマンを使役しているトレーナーは、ルーク・スカイウォーカーの襲撃に備えましょう。ルークを万全の態勢で待ち構えるのです。ルックルックこんにちは。