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能登のわメンバーで能登へ行きました!

能登のわメンバーの本多・シマヲ・浦・千夏の4名で能登へ行ってきました。
前回の能登のわプロジェクトでは「知って・わかって・支援する」をテーマに、一般社団法人マツリズム代表大原学さんと共にあばれ祭にフォーカスした企画を開催しました。その流れで今回能登のわメンバーで能登を訪問するとともに、山本亮さんが共同運営するのと復耕ラボ(里山まるごとホテル)を拠点とし、関係性のある皆様へ会いに行きました。

〈行程〉
7月5日(金)
10:00能登空港着・メンバーと合流
10:40のと復耕ラボ(里山まるごとホテル)到着、マツリズムと合流
12:40ラポール•デュ•パンでパンを購入・昼食をとる
13:30朝市通りを見学する
14:00舳倉屋さんへご挨拶
15:00谷川醸造さんへご挨拶
17:00宇出津へ向かう
18:00宇出津到着
18:30辻野実さんの事務所へ向かう
20:30宇出津港で花火が上がり、キリコに明りが灯る
22:00帰宅・のと復耕ラボ(里山まるごとホテル)で宿泊

7月6日(土)
10:00酒ブティック奥田さんへご挨拶
11:00輪島キリモトさんへご挨拶
12:00北陸のソウルフード8番ラーメンで昼食をとる
16:00宇出津到着
16:30数馬酒造さんへご挨拶
17:00酒垂神社訪問
18:00DOYA COFFEEさんで休憩
20:00あばれ祭見学

7月7日(日)
10:00能登空港から帰宅


こんにちは!能登のわプロジェクトの千夏です。
私は5月にのと復耕ラボ(里山まるごとホテル)でボランティアとして参加して以来の能登でした。
2か月ぶりに来た能登は、一方通行だった道に対面通行のお知らせがあったり、倒壊した建物がそのままであったり景色は震災後よりやや進みつつあるような、変わらないような状況でした。
「この風景(家屋が倒壊したままの状態)に慣れてしまって、時々感覚がおかしくなるんだよ。でもいやいやここは震災があったんだと振り返ることがある。」山本亮さんがラポール•デュ•パンで購入したパンをほおばりながら言っていた言葉が印象的でした。
昼食でお世話になったラポール・デュ・パンはフランスパン屋さんでパンを通じてあらゆるご縁を繋いでいるお店です。所在地としては朝市通りに近く、地震で被災しましたが現在は営業を再開しています。山本亮さん曰くクロワッサンとあんぱんがおすすめだそうです。

Rapport du painさん
品揃えも豊富でおしゃれな内装

昼食を済ませた後は朝市通りまで進みました。「ここがお酒屋さんだったんだよ。」など山本亮さんの説明を受けながら色んな場所を見てまわりました。家屋の中をよく見ると、酒樽が傾きその上に柱が寄りかかっていました。墨田の人達がよく使用していたというお店も、入口部分が倒壊し、壁には大きな一筋の亀裂が入っています。

震災で亀裂が入っている家屋

様々な場所を見てまわりつつ、もとの風景を想像しながら進んでいくのですが、クレーン車で解体される家屋を見ていると、使用していたであろう食器や布団など日用品がそのまま露出していて言葉が出ませんでした。

クレーン車で解体される様子

朝市通りでは損壊したままの家屋や破片が未だそのままの状態で残っています。前回は通れた場所も、現在は工事のため立ち入り禁止となっていました。

朝市通り

のと復耕ラボ(里山まるごとホテル)へ戻ると、大原学さんはじめ総勢30名程でしょうか。多くの参加者が能登へ来ていました。

のと復耕ラボ(里山まるごとホテル)

祭へ参加するため車で宇出津へ向かうと、屋台がずらりと並んでいて祭の雰囲気を良い感じに掻き立てていました。

屋台がずらりと並ぶ様子

花火の音がまるで合図のように、道路に行儀よく並んでいたキリコに明りが灯りはじめました。

キリコが街を巡る様子

子ども達が奏でる汽笛や太鼓、そして大勢の人達に担がれながらキリコが街へ繰り出していく様子を目の当たりにしました。その光景はいかにも力強く、思わず声が洩れる程素晴らしいものでした。メイン通りへ移動し、燃え上がる炎とその周りを巡るキリコたち。時折火の粉が舞い上がり、風になびいて幻想的。なんて思っていたら顔の前を火の粉が通り過ぎました。

松明の周りを巡るキリコ

思えば能登に限らずここ数年は暗いニュースが続いていたせいか、このような祭を楽しむ雰囲気は久しぶりに体感した気がします。どこか懐かしささえ感じました。そして祭を通して、先人達が守ってきた伝統を受け継いでいく能登の人達の力強さを感じました。

太鼓や笛を鳴らす子ども達

震災を経て色んな方々の話を聞くなかで、今目の前にある景色もいつかなくなるかもしれないと思うことがあります。
ですが子どもの頃から見ていた景色や匂いやその時の感情は、いつまでも色濃く記憶として残り、受け継がれていくものだと思います。能登の人達にとって、あばれ祭もそうであってほしいです。

NOTONOWILD

さいごに
今後も能登のわプロジェクトは引き続き顔の見える関係性を軸に、墨田から能登へ支援の輪を広げていきたいと思います。
お世話になった皆様、ありがとうございました。

執筆者:千夏

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