2015年10月 手術日が決まる

術前検査では特に問題なし。手術日が10/20(火)と決まり、前日から入院することとなった。

入院前の最終出勤日は10/16(金)。それまでに同僚への引き継ぎを行い、二人の同僚が入院用に漫画本を10冊くらい貸してくれた。
最終出勤日、私が帰るときに上司が私の目をほとんど見なかったのがひっかかった。人数の少ない職場なので一人欠けるだけで他のスタッフの負担が増えるのはよくわかっているが、過去に上司が職場に来られなかった時期もみんなで助け合ったのにな・・・と残念な気持ちになった。たぶん上司も不安な気持ちなのだと思うが、今は私もとても不安だ。見なかったことにして、明日からは一切仕事のことは考えず、治療に専念しようと心に決めて職場をあとにした。

10/18(日)は夫と過ごし、夕食は近場で済ませた。
このあと2週間くらいは物が食べられなさそうなので、食べたい物を食べることにして、二人で肉を食べたいだけ食べた。
帰りは家まで数駅分歩き、「この1ヶ月、怒濤だったね」「早く手術できることになってよかったね」「まだ頭が追いつかないね」などと話した。
異変に気づいてから約1ヶ月、検査結果が出てから2週間で手術という展開に、幸運とは思いつつも、ついていくので精一杯だ。

この頃は、悪いところを一刻も早く切り取ってほしくて、入院が待ち遠しかった。切り取ればそれで片がつくような気がしていた。自分の体のことをあまりに単純に考えていた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?