馴れあいの父娘ではなかったけれど、絵画を鑑賞するとき、父がそばにいるような気がするこの頃。ただ歳をとっただけなのか、趣味の遺伝ってもんなのか。かなしくてあたたかい気持ちになる。横山大観の大作を観ると、谷中の墓を思い出して、「でも」静かな心の人だったのだろうな、としみじみする。