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第一回現地活動の思い出(現地活動報告no.5 たいち)

こんにちは!たいちです!今回は第一回の現地活動報告をしたいと思います。
私で第一回の報告は最後の紹介となります。第二回の活動も楽しみにしていただけると幸いです!

1 突撃


第一回はじゅんリーダー、たかみーと能登に突撃しました。現地調査の包括的な報告に関してはたかみー、じゅんリーダーの文を読んでください!

2 思い出話


私は出会った人別に思い出話をしていこうと思います。詳細はインタビューに譲りますが参考にしてくださると幸いです。

(1)「私達を感動でつき動かす」町職員の方々

写真を撮るのが大好きなはいやさん

アテンドしてくださったはいやさんやんとさんにはいつもお世話になっています。お二人はお忙しい中時間を作ってくださり、たくさんの運転、非常に精巧な写真撮影、そして素敵な人、場所の紹介をしてくれました。ときには九十九湾の遊歩道で一緒に波を浴びて笑ってくれました。ひたむきに能登に関わっている姿に触れる中で、私たちも真剣に能登町へ関わっていこうと思わせてくださるのは、お二人の人柄が真に私たちの心に刺さっているからだと思います。

(2)「心にグッとくる」 春蘭の里 理事長、ご家族 

春蘭の里

心にグッと来た春蘭の里では感動しつづけました。第一に春蘭の里を通して地元を盛り上げたいという熱量に感動しました。少子高齢化の現状を冷静に捉えつつ、なにかできることはないかと積極的に多くの試みをなさる行動力には脱帽です。ご家族の素敵なお人柄はインタビューでより詳細についてお伝えできればと思います。第二にお弁当が非常に美味しかったです。普段食に気を使えていない私にとっても身体休まる食ということがひしひしと伝わってくる食事でした!

(3)「考える前に体が遊具で遊んでいた」ケロンの村 村長さん


ケロンの村長さんは話している中でその優しい人柄で相手の心を暖かくする方でした。優しいだけで終わらず、話している時間は安心できるし、将来についても考えさせてくださる方でした。村長さんにも驚かれるくらいはしゃいでしまい大学生という立場を完全に忘却しておりました。また自家製パンも非常に美味しかったです!ケロンの村の遊具で動いた後お腹が減ったらそのままパンもいただけるのは最高の流れです。

※ ケロンは最高の遊び場です!FSメンバーの中でも遊具に目がない私ですが、ケロンの村はまさにこどもごころが溢れ出る場所です。体が固くなった大人の方や元気がみなぎるこどもの方にもおすすめのスポットです。特に自然を活用したスライダーやブランコは楽しすぎました!現地調査でなければ一日過ごしていたことは間違いありません。

3 外部者→関係者へ


私は法学部生です。東大生、法学部生というと渋いことばっかやっているイメージをお持ちかも知れません。しかし純粋に遊ぶことが大好きです。人と話すことが大好きです。そんな単純な感情を満たしてくれるところ、包み込んでくれるところが能登です。行ってみないとわからないなか一歩踏み出して知らない人や場所と関われたことは幸せです!

現地活動報告 
小池太一

ここからは僕たちの活動について、ちょっと補足したいと思います!!

◯FSの紹介


・はじめに

 私たちは東京大学のフィールドスタディ型政策協働プログラム(以下FS)で能登町を担当させて頂いている学生です。能登町は全国で唯一FSプログラムを6年連続受け入れている地方公共団体です。今回私たちはNOTO CHOICEの実装及び実装における課題点の洗い出しを行うため、現地調査を行いました。

具体的なメンバー紹介はこちらから!
https://note.com/notochoice/n/n74f7df583989
今後はNOTO CHOICEや能登町に関する情報を発信していきますので、ぜひフォローをお願いします!↓

https://www.instagram.com/noto_choice2022/


◯NOTO CHOICEとは(詳細バージョン)


 そもそもNOTO CHOICEはどういうものかについて紹介したいと思います。NOTO CHOICEは、下記の図のような、「動詞をベースとする」名刺サイズの観光ガイドです。
表面には気になる「体験」を、
裏面には「おすすめスポットの場所」「イメージ写真」「おすすめスポットの情報」を載せています。
 観光スポットからではなく、「体験」から選んでもらい、能登町でしかできない体験を経験することで、より能登町のディープなところまで踏み込んでもらいたいと思っています。

 能登町における関係人口創出のための取り組みの一環として行われる、「行動をベースとした滞在プラン立案のサポートツール」です。能登半島に足を運ぶ観光客の導線を能登町へと繋げ(例えば能登町を素通りして珠洲等を訪れる方々が能登町に足を運ぶようにする等)、各々が能登町の魅力を発見することで、能登町のファンやリピーターになってもらうことを目指しています。

つくモールに設置されているNOTO CHOICE


・NOTO CHOICEの使い方


 では、具体的にカードをどのように使えばいいのでしょうか。ここで、我々が提唱している使い方が2つあります。
一つ目は、表の「体験」から選んでいただいて、裏をめくりそこに提示しているスポットを寄り道にしたり、実際に足を運んでもらったりすることです。
二つ目は、お土産感覚で友人やご家族に似合いそうな一枚を選んでもらい、渡すことです。カードを見ながら、能登町での体験を話したりするなど、一種の話題提供になるかと思います。
 もちろん、NOTO CHOICEの使い方に制限はありません。記念に持ち帰るのも、能登町を巡る際の一つの視点としても、使い方は人それぞれで自由です。インスタの方でも面白い使い方や使った感想を随時募集しております!

NOTO CHOICEと美味しいイカを写真に収めてみました

◯現地調査(詳細バージョン)


 今現在NOTO CHOICEを能登町の2地点に設置させていたただきました。
 1ヶ所目はNOTO CROSS PORT、2ヶ所目はイカの駅つくモールです。
 NOTO CROSS PORTは町役場前の活動交流拠点です。活動交流拠点という名前からもわかる通り、地元の高校生や移住を考えている人、セミナーでの利用を行う人など多様な人が使用しています。 
 NOTO CHOCE自体は動詞、体験を中心としたカード型の観光ガイドというものは斬新なアイデアで興味深いという声をいただきました。
 2ヶ所目のイカの駅つくモールは、今月の17日に設置しました。つくモールは、イカキングを目当てに訪れる観光客が多く、彼らにとって能登町をより知ってもらうきっかけになればと思っています。
 今後は2ヶ所にとどまらず、お店や宿など広めていきたいと考えております。

NOTO CROSS PORTに設置されているNOTO CHOICEとたっつん

・課題


1、NOTO CHOICE自体の問題点
 滞在客がカードをガイドとして使うことも当初想定していました。しかしそれ以外の
用途をも考えうるところです。またNOTOCHOICEは表面は洗練されデザインとの評価を得ることができていましたが、裏面については見にくいというお声をいただくことが多かったです。

2、設置箇所とNOTO CHOICEのミスマッチ
 NOTO CROSS PORTは前述の通り活動交流拠点です。打ち合わせや仕事目的での利用者が半分を占めており、観光客向けというターゲットに合致していない可能性があります。またそもそも観光客向けというターゲット設定自体が妥当化については検討が必要だと考えています。
 加えて、現状能登町に観光にきた方々の利用シーンが限られているのが課題です。"NOTO CHOICE"のポイントは観光ガイドという枠を越え、「また来たい、もっと居たい」と思える能登町を提案することです。しかし観光ガイドとの差別化が図れているかという点については疑問が残っています。
 運用面では「カードがそもそも無料配布であるということがわかりにくい」「カードの趣旨がわかりにくい」などの声をいただきました。

・6期生の活動の展望


 基本的にNOTO CHOICEの運用面での私たちの活動は「情報の簡略化」がテーマになると考えます。
 カードは裏面の写真、地図情報の意義から議論し直し、情報を一本化するなどNOTO CHOICEの強みである見やすさを強調していくことが考えられます。既存のガイドブックとの併用を前提に地図や写真は他の媒体に委任し、各々のスポットへ興味を持たせる、いわば「キャッチフレーズによる動機付け」に焦点を絞る運用も一案であると考えています。
 運用面ではNOTO CHOICEを置いている看板の説明書きの適正化、簡略化で対応していきます。具体的には無料配布であること、カードがカード型観光ガイドであることを明示していくことが考えられます。
 また東京など都市圏からの観光客誘致は必要です。
 現状能登町に来てくださった方のみが対象となっています。カードの強みを活かして、能登町で手に取ってくださったカードをご友人などに配って頂き、受け取った方が能登町に興味を持ってきてくださるということも想定しています。しかし実際上どこまでカードの受け渡しがなされるかは疑問であり、カードが廃棄されてしまうことも想定されます。都市圏での設置を目指し、直接、潜在的な能登への観光客に働きかけることも肝要です。
 さらにターゲットの明確化も必要だと考えられます。現状能登町に興味を持ってもらうという大きな目標を掲げており、その良さもあるカードになっています。一方で、今回の現地調査でのヒアリングから、カードを手に取ってくださるのは40代以上の方が多かったことが明らかになっています。特に若年層の流入が望ましい中、若年層が興味を持ってくれていたかは不明瞭です。そのため、若年層に合わせて、SNSの運用を試みています。もう少しデータを取らないといけませんがターゲットを若年層に絞るのか、全年齢対象のまま維持するのかという点については議論が必要です。


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