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NOTO CHOICE

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記事一覧

NOTO CHOICE No.20 感情を映す

NOTO CHOICEカード、最後を飾るのは「感情を映す」です。 虹色で縁取られたこのカードは、確かに通常のNOTO CHOICEとは一味違います。裏を見てくださるとわかるように、このカードでは能登町内のスポットが紹介されていません。 このカードでは皆さんに、能登町内で体験したお気に入りの場面をスケッチを通して紹介していただきたいのです! 他のNOTO CHOICEカードで紹介されているスポットのスケッチでもよし、自分が見つけたとっておきの場所のスケッチでもよし、能登町内に

NOTO CHOICE No.19 淋しさと向き合う 

淋しさと向き合う 千畳敷を地形だとみる人もいるだろうし、私みたいに向き合うことができる場所ととらえる人もいるでしょう。そもそも千畳敷を捉えず通過する人もいると思います。 わざわざ旅行先でという人が多いかもしれません。しかし旅行先での内省で得られることを想像してくれる方が読んでくださればと思います。 以下は、向き合うことができる場所という視点に基づいて書き残します。 淋しさと向き合うには、一人旅がしやすい人もいるだろうし、複数人での会話でという人もいるでしょう。誰かと一緒に

NOTO CHOICE No.18 キュンとする

「どこか懐かしくて心ときめく、海とポストと緑の屋根」 キュンとする、ってとても難しい言葉ですよね。私の中での「キュン」は、なにか素敵なもの、心惹かれるものに触れた時にドキッとする瞬間のことです。 そんな時間を与えてくれたこの場所「三波簡易郵便局」は、何の変哲もない海沿いの道路に突如、現れます。 何ともレトロで可愛らしい、小さなミントグリーンの郵便局。 その前にちょこんと立っている、昔ながらの赤いポスト。 思わず車を降りると、爽やかに海辺から吹く潮風が頬を撫でます。 ポス

NOTO CHOICE No.17 ほっぺを落とす

「民以食为天(民は食を以て天と為す)」孟子 中国で誰もが知る言葉で、食べるものがなければ民は蜂起するというのが元の意味らしいですが、民にとって食事が最も大事であるという意味の方が広く知られている。私も民の1人である。どこに行っても、まず食事をチェックします笑。 そしてもう一つ、NOTO CHOICEでは青のカテゴリに入っているこの一枚は、落ち込んでいる方に特におすすめのカードです。それは、美味しいご飯を食べて、少しでも元気になってほしいからです。泣きながらご飯を食べていけ

NOTO CHOICE No.16 幸せをおかわりする

「能登町はやさしさやー」 地域振興のために農家民宿を始めた元理事長、そしてその想いを引き継いだ娘さん(現理事長)から素敵なお話をいただきました。その背後には和服姿で闘うお母さんの姿が。詳しい話はぜひ春蘭の里までお越しになって、本人から直接お聞きください笑。 素敵なお話を伺うと、箸も進み、美味しい弁当をいただきました。かなりの量でしたがとてもおいしかったです。お腹がいっぱいになったところで、そろそろおいとましようかと思った時に、お母さんから素麺をいただきました。無限にお料理

NOTO CHOICE No.15 脱線して歩む

脱線して歩む のトロの線路が残っているスポットです。 線路を歩けるという点で背徳感が感じられるスポットになるかもしません。 単調な生活に色をさすことができるスポットです。 レールから外れるなどという言葉の呪縛は、多くの現代人に重くのしかかっていると思います。不安感や疲労感で押しつぶされた時、能登までくる力は最低限保持し、思い立ったが吉日、能登を訪れる。酔狂な旅の一環に取り入れてみると笑顔が溢れる場所かもしれません。 勿論疲れていない皆さんにもおすすめです。童心に帰ること

NOTO CHOICE No.14 暮らしを覗く

「旅の途中にそこの暮らしを覗いてみたいと思ったことがありませんでした。」 少なくとも、私はそうでした。旅行は観光スポットに行ったり、旅館でのんびりしたり、ご当地グルメを食べたりするものだと思っていました。このカードを見るまでは。 どのような食生活を送っているのか、町の構造はどうなっているのか、正直考えたこともなかったが、メンバーの1人は必ず現地のスーパーに行っているらしいです。旅に求めるものは人によって本当に違うのだなと実感しました。私はひと時の安らぎを求めているのですが

NOTO CHOICE No.13 心の壁も溶ける

背中を押すジェラート? みなさんは、今回どなたと能登に来ましたか?家族でしょうか、それともご友人、あるいは一人でふらりと立ち寄った方もいるのでしょうか。 ジェラート、といえばどんなシチュエーションでもばっちりの観光スポットとも言えそうですが、ここではあえて「これから仲良くなりたい人と来た」というシチュエーションに強くオススメしたいのがこのマルガージェラートです。 というのも、私が初めてここに連れてきてもらったときにそんな経験をしたからです。 能登町出身の方に車で町内の様

NOTO CHOICE No.12 旅始めを彩る

「一面の赤に、心躍る」 初めて私が能登町に行った時、忘れられなかった風景がこのサルビアロード。 能登町がどんな場所か知らず、不安と期待でドキドキしながら空港に降り立った私。空港からほど近い道路でまず出迎えてくれたのが、この一面の赤いサルビアたちだったんです。 車窓からも長く続く真っ赤なサルビアたちをしばらく楽しむことができます。 ここでおすすめの寄り道スポットを紹介! サルビアロードの途中には道の駅「桜峠」があります。ブルーベリー果汁がたっぷり入っているブルーベリーソ

NOTO CHOICE No.11 大人を忘れる

「人生で最も自由な時」って皆さんにとっていつですか? 大学生になり一人暮らしを始めた時、社会人になり金銭的自由を得た時、仕事を辞め自分がやりたいことを始めた時。この問いを100人に聞けば、100通りの答えが返ってくるでしょう。私が一番自由だと感じたのは小学生時代です。将来のことなど一切心配せずに、毎日、日が暮れるまで遊んでいた日々。今でも時に、あの頃に戻れたらなあと考えてしまうこともあります。そんな願いを叶えてくれたのが、今回紹介したい「ケロンの小さな村」なのです。 ガーデ

NOTO CHOICE No.10 空の広さを知る

ここは、何も考えない、を考える場所 あなたが、最後に空を見上げたのはいつですか? 気づけばもうずいぶん空を見上げていないという人や、毎日朝起きてカーテンを開けて空を見てから一日を始めている人もいれば、昨日の帰り道にたまたま見上げた空に一番星を見つけた人もいるかもしれません。 でも、空そのものの広さ、大きさ、あるいは恐ろしさを感じる機会は、特に建造物に空を奪われた都会では、ほとんどないのではないでしょうか。私も、思い返せばそんな機会はなかったように感じます。 そんな、近いよう

NOTO CHOICE No.9 文明を遡る

文明を遡る 「電気がない夜景」「自然のプラネタリウム」 「文明を遡る」には別の案が存在していました。 「電気がない夜景」というのが当初の案でした。 しかし、真脇遺跡はこのような言葉で表すには勿体無い空間です。 いかにも都会気分が抜けない自分にびっくりしつつ、エジソンの影響も大きいなと。 他には「自然のプラネタリウム」というものもありました。プラネタリウムだと矮小化されている気がしてしまったのです。 「電気がない夜景」は強いていうなら星空が綺麗ということを表しており、一面に

NOTO CHOICE No.8 神秘の門をくぐる

坂を下るとそこは… みなさんは、別世界に迷い込んでしまった、そんな経験はありますか? ふと気づくと辺りが静かで、さっきまでいた場所とはまるでどこかが違うような… 子どもの頃に遊びに行った先でそんな場所に迷い込んで、緊張かあるいは興奮からか、鼓動がいつもよりも速くなりながら、でも無事帰ってきてみるとあれは何だったのだろうとなるような、そんな経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。 能登町の岩井戸神社は、そんな体験がちょっぴりできる場所だと思っています。 境内へは、道

NOTO CHOICE No.7 人情にふれる

NOTO CHOICE No.7「人情にふれる」を手に取ってくださった皆様、本当にありがとうございます。 NOTO CHOICE No.7は他のカードとは一味違ったものになります!このカードでは能登町内の観光名所ではなく、「人」にスポットを当ててみました! 私達能登町FS6期生は1年間の活動を通して、能登町に関わる魅力的な人々にヒアリング及びインタビューを行ってきました。お話を伺った方々は多岐にわたります。凄腕ホテル支配人、伝統のある酒造の主、能登町役場職員などなど。そし