世界の名ボクサー:ジョージ・フォアマン②「巨象&戦う牧師」

世界ヘビー級王者。世界挑戦と防衛戦。ブーン・カークマン戦、ジョー・フレージャー戦(初戦)、ジョー・キング・ローマン戦、ケン・ノートン戦ほかを紹介します。

ジョージ・フォアマン(アメリカ)
身長192cm:オーソドックス(右構え)

①ジョージ・フォアマン 2R TKO ブーン・カークマン
(ヘビー級戦、1970年)
(ダウンシーン)
1R:右フックでカークマンがダウン
2R:右フックでカークマンがダウン
(感想:全勝を続けるフォアマンのプロ24戦目。カークマンはいわゆる「ホワイトホープ」。アマチュアで活躍後、プロへ。ローカル王座を獲得したり、エディ・マッチェンに勝利したりするなど連勝だったが、ダグ・ジョーンズに初黒星。ジョーンズに再戦で雪辱。連勝し、フォアマン戦。ニューヨーク「マジソン・スクエア・ガーデン」での一戦。試合開始。いきなりカークマンを突き飛ばすフォアマン。足でリズムを取りながらジャブ、ワンツー、右ボディ打ち。カークマンはジャブ、左フックなどで応戦するが、攻めるときのバランスが悪い。左フックからの右フックでカークマンがダウン。2Rには右フックでダウン。立ったが、ドカドカ殴られてレフェリーストップ。それと同時にキャンバスに崩れ落ちた。フォアマンが圧勝。全く勝負にならなかった。カークマンはその後、連勝したが、ケン・ノートン、ロン・ライルらに連敗。二線級の相手には勝てるが、それ以上の相手には勝てない選手だった。)

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