世界の名ボクサー:トミー・モリソン⑦ラスト「白人期待のヘビー級」

WBO世界ヘビー級王者。王座陥落後の試合。ブライアン・スコット戦、テリー・アンダーソン戦、ドノバン・ラドック戦、レノックス・ルイス戦ほかを紹介します。

トミー・モリソン(アメリカ)
身長188cm:オーソドックス(右構え)

①トミー・モリソン 2R TKO ブライアン・スコット
(ヘビー級戦、1994年)
(ダウンシーン)
2R:左フックでスコットがダウン
(感想:マイケル・ベントにKOされてWBO世界ヘビー級王座を失ったモリソン。再起二戦目。スコットはミズーリ州の白人。これまで13勝(8KO)1NCで無敗。オクラホマ州タルサでの一戦。ジャブとコンビネーションのスコット(正統派)。ワンツーからの左フック、右アッパーからの左フックなどを使う。しかしながら、攻めるときのディフェンスが甘い印象。モリソンが右アッパー。1R終わり頃、スコットがヘディング(結構、ダーティ?)。2R、右アッパーからの左フックでスコットがダウン。レフェリーがカウントを取るが、セコンドがタオル投入、試合終了。モリソンが攻めの姿勢で勝利。ディフェンスに差があった。その後、スコットは空位のミズーリ州王座を争ってデリク・ローディにKO負け、キューバのホルヘ・ルイス・ゴンザレス、元世界王者ジェームス・ダグラス、レイ・マーサーにもKO負け。ローカルな活躍にとどまった。)

ここから先は

2,807字
この記事のみ ¥ 100
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?