世界の名ボクサー:シュガー・レイ・ロビンソン①「史上最強の拳聖」

世界ウェルター級、ミドル級王者。ロビンソンについて、アマチュア時代、プロでの試合(デビューから世界ウェルター級王者になるまで)を紹介します。

シュガー・レイ・ロビンソン(アメリカ)
身長180cm:オーソドックス(右構え)

①シュガー・レイ・ロビンソンとは?
「世界最強のボクサーは誰か?」「パウンド・フォー・パウンド1位のボクサーは?」という問い。昔から(比較的近年(2007年)でも)関係者の意見をまとめるとその答えは「シュガー・レイ・ロビンソン」(日本ボクシング界は彼を「拳聖」と呼ぶ)。ロビンソン以降、優れたファイターを大勢生み出してきたボクシング界。モハメド・アリ、ラリー・ホームズ、マービン・ハグラー、シュガー・レイ・レナード、マイク・タイソン、イベンダー・ホリフィールドなど。彼らより上に評価されてきた「シュガー・レイ・ロビンソン」とは何者なのか? 1921年5月3日、ジョージア州エイリー出身。本名は「ウォーカー・スミス・ジュニア」。貧しい農家の子。二人の姉がおり、ロビンソンは末っ子。その後、一家はデトロイトに移住。父親はそこで建設の仕事。しかし、両親が離婚。12歳のときに母とニューヨーク市のハーレム地区に引っ越し。医者になりたいと考えていたようだが、ストリートギャングに関わり頻繁に喧嘩沙汰。13歳の時、警察署にあるジムでボクシングを始める。高校(ブロンクス区)を中退。本格的にボクシングに取り組むことに。ロビンソンの憧れの選手はヘンリー・アームストロングとジョー・ルイス。ロビンソンが11歳の時、デトロイトの同じブロックにルイス(17歳だった)が住んでいたという。16歳で結婚。息子ができたが、19歳で離婚。

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