世界の名ボクサー:ジュリアン・ジャクソン④「カリブ海の強打者 ”ザ・ホーク”」

世界J・ミドル、ミドル級王者。圧倒的な勝利&惨敗。イスマエル・ネグロン戦、ロン・コリンズ戦、トーマス・テート戦、ジェラルド・マクラレン戦(初戦・再戦)ほかを紹介します。

ジュリアン・ジャクソン(アメリカ領ヴァージン諸島)
身長182cm:オーソドックス(右構え)

①ジュリアン・ジャクソン 1R TKO イスマエル・ネグロン
(WBC世界ミドル級タイトル戦、1992年)
(ダウンシーン)
1R:左フックでネグロンがダウン
(感想:ジャクソンがタイトル防衛。二度目の防衛戦。WBC8位の挑戦者ネグロンはプエルトリコ出身のヒゲ男で、ニックネームは「マングース」。レジー・ジョンソン(後、ミドルとライトヘビーで世界二階級制覇)と全米王座(ミドル級)を争った試合ではTKO負けだったが、その後、北米王座(ミドル級)を獲得している。また、ジャクソンが前回の防衛戦で戦ったデニス・ミルトンを判定で下したり、実力者トニー・ソーントンを破った星も光る。ラスベガス「ミラージュ」での一戦。ジャブを出すネグロン。ジャクソンは前回のミルトン戦と同様、強引な攻め。接近して右ストレート、左右フック。そして左フックでネグロンがダウン。立ったが、レフェリーは試合を止めた。僅か50秒で終わった試合。かなり粗い攻めを見せたジャクソン。この程度の相手はこういう攻め方で良いという考えだったのだろうか?   ネグロンは次の試合にもKO負けしてそれが最後の試合となった。)

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