世界の名ボクサー:カオサイ・ギャラクシー④「タイの怪物:19連続世界王座防衛」

WBA世界J・バンタム級王者。敵地でタフな相手と世界王座防衛戦。崔昌鎬戦、張太日戦、松村謙二戦(初戦)、アルベルト・カストロ戦を紹介します。

カオサイ・ギャラクシー(タイ)
身長157cm:サウスポー

①カオサイ・ギャラクシー 8R KO 崔昌鎬
(WBA世界J・バンタム級タイトル戦、1988年)
(ダウンシーン)
4R:左アッパー、右フック、右フックで3度、崔がダウン
8R:連打で崔がダウン
(感想:カオサイがタイトル防衛。ソウルで行われたカオサイの八度目の防衛戦。相手は元IBF世界フライ級王者の崔(実力者ドディ・ボーイ・ペニャロサから番狂わせで王座奪取。しかし、初防衛戦でローランド・ボホールに判定負け、王座陥落)。圧力をかけ、ジリジリと距離を詰めるカオサイ。崔はフットワークを使い、連打で応戦。相手の強打を警戒しながら打って出る崔だが、パワーの差が。4R、崔が三度ダウン(スリーノックダウンルールは?)。8Rには連打でダウン。カオサイが圧勝。カオサイは「一発一発に力を込めて打つ選手」というイメージがあるが、この試合では「回転の速い連打をまとめることもでき、カウンターも取れる万能型」であることを改めて証明。崔は次の試合にも敗れて、それが最後の試合に。)

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