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記事61:つねに前傾姿勢

お家大好き芸人の数倍はお家大好きな自覚がある。
いま住んでいる部屋やいま住んでいる土地が、ということではない。この数年引越し続きだったけれどどの家も好きだ。

自分の部屋大好き芸人、ということかもしれない。いや芸人ではないので違う。豪邸に住んでいるわけではないので、手を伸ばせば欲しいものに手が届く。このサイズ感が好きだ。たまに冷静になって、この空間によく1日いるな、と思うこともそりゃある。でも金曜に考えていた「週末やりたいこと」は毎週ほぼ遂行されないまま終わっていく。

今日もそこまで寝坊こそしていないものの、気付いたら夜の9時になっていた。(途中で昼寝約2時間を挟んだことで亜空間飛行している)

有給を使わなすぎて会社から指摘が入ろうかという場面だが、「休みの日にやりたいこと」をすべて消化できるまで休みをもらおうかな。休みをとってもやることがない、と思っていたが休みの日にやりたいことができていない。
やりたいことはほぼ全部家の中で済む。そして休みの日はほぼ家から出ないのに、できていない。公式が成り立っていない。

土日に何をしているか分からない。こんなことを毎週書いている気がする。外に出る趣味でも作るべきか。そうなると今の家の中の趣味を何か削るべきか。削ることができないまま、ここまで来てしまったので難しいだろう。
となると、今度は「外に出る趣味を作ったのに外に出ていない!」ということになるのだろう。それなら今のままでいい。

外に着ていくための服と、家の中で過ごす用の服が半々ぐらいの割合にはなっているかもしれない。

ZIGHT A.K.A. SANZO『ELEMENTS OF STORY』

この人が所属するNIGHT CAMP CLICKのアルバムが大好きで、その流れで買った。最近の話っぽく書いたが、たぶん発売から10年は経っている。

NIGHT CAMP CLICKは声のクセが強いMCばかりで、クルーの中ではあまり目立たなかったSANZOだけどソロで聴くと声もかっこいいし、歌詞にも知性が感じられて、これまたかっこいい。

マイクリレー好きとしてはM-6『RIVER RUNS THROUGH IT feat. STERUSS, FUKU DEL TORO』とM-9『GHOST TOWN feat. BES, エムラスタ, POCYOMKIN a.k.a. Freaky随喜』は日本語ラップファンにももっと知られてほしい。この組み合わせを集められるのはこの人しかいないだろう。

特に前者は幕末がテーマになっていて、疾走感溢れるトラックに各々静かに「やってやろう感」を出してくるラップが最高だ。勝海舟、土方歳三、坂本龍馬と幕末の偉人の名前をそれぞれが歌詞に組み込んでいるけど、STERUSSのBELAMA2だけが佐藤一斎という渋すぎるチョイス。


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