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映画「予告犯」。よくある話だからこそ、誰もがその立場になる可能性があるからこそ・・・!

映画「予告犯」を観た。

あまりに酷な現実があるとする。その現実はいつかは終わるか終わらないか。
もし終わらない現実だとすると人は絶望する。
「頑張る」「頑張れ」という言葉はその人にとっては意味が無いのだ。

本作で登場する主人公以下4人はその絶望を抱えた人たちだ。救いようの無い現実を抱える主人公たちは飯場で出会い、ネットのヒーローとなるがって感じのストーリー。戸田恵梨香さん演じる東大法学部卒の冷徹なエリートキャリア刑事の心の揺れが様々な意味で素晴らしい。その心の揺れのベースは・・・観てのお楽しみ。

ストーリーはさておき、序盤で描かれる主人公の生田斗真さん演じる役の描写は現実にある話だと思う。夢の正社員をちらつかされる派遣プログラマー、しかしその夢は、虚飾に満ちた付和雷同な職場での「やりがい搾取」とクソ経営者によって打ち砕かれる・・・うん、よくある話だ。

よくある話だからこそ、誰もがその立場になる可能性があるからこそ、好評だった映画なのだろう。ネトフリでも「今日の映画TOP10」で一位だった。

考えさせられる作品だったね。

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