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移住者っぽくない、移住者の私。

(写真:梅雨の日の朝焼け)

能登に移住して数年。のほほんと、ぼけーっと暮らしております。

能登に来た時も、移住して数年たった今でも、「なんで移住してきたの?」と聞かれます。最初のウチは丁寧に経緯や理由を説明していたのですが、何十回も聞かれ慣れた今では、「なんとなく?」と答えています。そしてあながち間違ってないw

きっかけは、仕事を辞めようと思ったこと。会社も仕事もすごく楽しくてやりがいあったし、忙しい毎日だったけれど、なんの不満もなく20年務めた会社。定年と言われる年まで、あと20年とちょっと、今のペースで仕事続けるのは体力的にも知識的にも無理かなぁ、と思った。思っちゃったら、止まらなくなっちゃって、新しい仕事に就くなら40代の今のウチじゃない?って。

会社辞めるんだったら、東京じゃなくてもいいんじゃない?東京から出ちゃおう、って思って。さてじゃぁどこに住もう、関東近郊じゃ面白くないから、そうだな、冬は雪が降って、海と山がちょうどいい距離にあって、実家まで海を渡らず車で帰れる場所はどこだ?と思ったら、能登だった、っていう。

そんな感じで能登にきた私は、どうやら移住者ロールモデルにははまってないらしい。地方の人が考える「移住者像」は、何か新しいことをしてくれる人、地域に刺激を与えてくれる人、何かを変えてくれる人、っていうイメージがあるのね。だから、私みたいに「なんとなくきちゃった」みたいな人は、移住者っぽくないんだと思うの。

正直、周りの人の期待を裏切ってるんじゃないかって、今でも思っています。しかも今私がやってる仕事は、説明しても理解されずらい分野のものなので、「何をしてる人なのかしら?」ってみんな思ってるんだろうなぁ。。。。 

そんな、なんとなく能登に移住してきた私の、暮らしを中心に、思うつくまま書いていくコラム、noteです。

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