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社長、社長をクビになる

会社経営で僕が一番難しいと思うのは、時には厳しい事を言わないといけないという事。

人によって考えている事は違うので、厳しい事を言われたときに、ムカつくと思う人もいればありがたいと思う人もいる。でも大抵は自分の考えの元行った行動に厳しい事を言われたら反発してムカついてしまう。

前提としてやはり会社には嫌われ役も必要なのだという思いが僕にはある。

2021年の8月から厳しい事を言ってきた。

なんでもいいからビジョンを持ってほしい、もしそれが今ないのなら僕が考えているビジョンに乗って欲しい。

ただそれだけの単純な事。そのビジョンから外れそうな時に厳しい事を言い修正していく。しかし各々ビジョンが見つかれば尊重するつもりでもある。

要は各々の生きる意味、目的を大雑把で良いのでイメージして欲しいという事だ。

そんな感じで迎えた2021年年末、ついに仲間のメンタルが崩壊した。かなり追い込んでいたのだろう。もう僕の名前も電話もメールも見たくない。見ただけで身体が硬直する。と他の仲間から聞かされた

本当に申し訳ないと反省するの一方で、先週は、「言うの恥ずかしいけれど、本当に尊敬しています。もっと色々教えてください」と。

全く人間の真理は分からないものである。この時は全く彼からSOSを感じ取る事は出来なかったが、結構昔からストレスが溜まっていて根が深くなっていたようだ。

先日こんな話をして真理を読んでみた『よく、俺なんかについてこれるね?俺が逆の立場なら超めんどくさいよ』と

すると彼は「そうは思わないですけどね、話せて楽しいですよ」と

悔しいのだが、この言葉からもSOSは感じなかった。

11月頃こんな話をした。『最近失敗が多いなぁ~。なんか疲れがたまってるみたいだから1週間休んでみて』と有給を与えた。有給後彼は「ありがとうございます、リフレッシュ出来ました」と

この時もSOSはくみ取れなかった。

そして、2022年年明け、もう連絡をしないで欲しいと。人づてに

そこまで追い込んでしまって申し訳ないと思う一方でもう一つ大切な事がある事を皆は気づいているのだろうか。

創業当初、彼からこんな話をされた「お金の管理で失敗したので今回は自分で管理がしたい」と。

『うん。じゃあそうしよう。口座と入出金は任せるよ』

つまり、連絡をしないで欲しい=僕の収入がなくなるという事である。

そう、2022年1月12日僕はいきなり経営者という役職から無職になったのだ。

彼から支払われていない報酬は残り220万円と12月の請求分の120万、計340万と2年間かけてて積み上げてきた事業8千万と共に、僕は人伝の電話一本でニートになった。

これは今後気を付けないといけないと思った。

最低でも口座は自分で管理をしないと、事業ごと失う可能性があるという事。

それはまぁ皆の為には折れられるとしても。精神面での負担は大きい。

売上を上がるシステムごと他の人に引き継がれたのだ。僕をクビにするのであれば最低でも僕が作ったシステムだけでもやめて新しいシステムを取り入れてほしいものだ。

このシステムこそが売り上げが上がる価値だから、それを引き継いだら、僕の影が消えないのではないだろうか、そうすると、どこかでまた身体が硬直するというようなよろしくない事が起きるのではないだろうか。心配である。

そもそも何が原因だかは一生不明なのだが(厳しい言葉を言い続けたので原因は僕にあるのだが)事業のコンセプトが違うという話を仲間にしてもらった。

「お前は成功するために、やらないといけないことをやれって言うだろ?失敗しても良いから決めた事を最後まで責任もてというだろ?でもね、だらだらやって成功したい人もいるんだよ。」

これには何も言い返せなかったというか言い返す必要を感じなかった。

一応11月にこんな話をした。

『もう頑張らないでいいんじゃないか?だらだらやってもいいんだよ、そんなストレスが溜まるならね、会社はこうやってこういうビジョンで運営していくから、出来る事だけやって欲しい。君の場合は営業に特化するだけでいいよ。お金の管理は自分でやりたければ人を雇えばいいし、やりたくない作業があれば他の仲間に任せればよいから、少しシフトダウンしたら?』

この何も伝わらないもどかしさは、僕の伝え方が悪いのと、信用貯金が貯まってないからだろうが、なんともむなしい限りである。

なんだかんだ言って、もう無理という事はもうそれで良い、そこまで追い詰めていた僕に責任はある。だけど、仕事とプライベートは切り分けてほしかった。とてもそんな事を考える精神状態では無いのかもしれないけど、未払いの報酬を払い、いままでありがとうございましたと。これから自分たちで頑張るのでたまには飲みに行きましょう。

それなら僕は気分が良く、『あとは任せた』と言えただろう。プライベートでも縁が切れたのは人間として悲しい限りである。

しかし、すでに2022年の事業は開始していて、元気に仕事をしているようなので、メンタルはそこそこ復活したようなので安心だ。

それこそうつ病になったり自殺をしてしまったらという心配や恐怖が僕にはあったが、それも大丈夫そうなので安心した。

この連絡を受けた時に僕は福井県にいた。福井県と言えば東尋坊がある。そうあの自殺で有名なところだ。北陸の寒さのせいで向かう事はしなかったが、沖縄に住んでいるのにこのタイミング東尋坊に吸い寄せられた因果はとても恐怖である笑

もちろんこれは人生に色を付けるための演出で書いた事なのだが、本当に心の弱いい人はこういうタイミングで自死を選んでしまうのかもしれないと思うと怖くて鳥肌が立った。

今後のビジョン


僕が今後会社でやりたかった事をもう伝える事は出来ないのでここに書いておこう。

何かのタイミングで仲間がこの記事を読み、伝わるかもしれないからだ。

①2022年全員の年収を500万にする。

これは2021年に達成可能と判断してのビジョンだ。2021年は760万の年収が一位、300が最下位だった。僕は所得格差が好きでは無いので、この年収を均すために業務の振り分けを考えていた。営業特化、職人と事務の兼用、職人とプラスアルファ(ここは自分次第)で達成可能である。

②2023年には少しずつベーシックインカムを始める。

1人あたり5000円から1万円と最初は少ないのだが、10年後までには1人当たり10万円のベーシックインカムを作る。そのために必要な金融教育と、従業員全体の金融資産を5億円にする事で可能にする。

このビジョンの大枠だけ伝わって皆が成功してくれることを願っている一方でやはり悔しいので僕も僕なりの成功を実現してやろうと思う。

個人の展望

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