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「若いうちの苦労は買ってでもしろ」ではなく、「結晶性知能を活かすために若いうちに流動性知能を高めろ」が時代に合ってる



を読んで得た気付きを
言語化しておきます。


はじめに

「若いうちの苦労は勝手でもしろ」
個人的には好きではない言葉ですが、
時代に適した表現に置き換えると…

流動性知能を高められる期間は限られている
ので、その間は積極的に知能向上に努めよう!
流動性知能が機能しなくなったときに活躍する
結晶性知能の向上のためにも…
みたいな感じかなと思いました。
※なんかしっくりこないですが。


流動性知能とは

流動性知能(Fluid Intelligence)とは、
新しい状況や問題に対して柔軟に適応し、
解決策を見つける力のことです。

この知能は、論理的思考や問題解決、
パターン認識、抽象的な推論に関わります。
一般的に、学習した知識に頼ることなく、
その場で新しい情報を処理し、分析し、
答えを導くための能力を指します。  

流動性知能は、若い頃にピークを迎え、
その後年齢と共に徐々に低下していくと
言われています。

これは、脳の認知機能や神経系の変化が
影響しているとされています。


結晶性知能とは

結晶性知能(Crystallized Intelligence)は、
過去に得た知識や経験を基に問題を
解決する能力です。

これは、言語能力、文化的な知識、
専門的な知識、常識的な知識など、生活や
仕事において蓄積されてきた具体的な知識に
基づくもので、年齢を重ねるにつれて
向上する傾向があります。

結晶性知能は、個人の学習や経験の蓄積が
重要であり、老化による影響は比較的
少ないと言われています。


2つの知能を理解した上で、とるべき行動

流動性知能と結晶性知能は、
どちらも人生やキャリアにおいて重要です。
しかし、これらが年齢とともに異なる発展を
することを理解することが最も重要です。

流動性知能を保つための行動
流動性知能が年齢とともに低下する傾向があるため、
脳を常に活性化させるような活動を意識的に
行うことが有効です。
具体的には、以下のような行動が推奨されます。

- 新しいスキルの習得
 語学、楽器演奏、プログラミングなど、
 今までやったことのない分野に挑戦することで、
 脳を刺激し続けることができます。

- パズルや論理的なゲーム
 ストラテジーゲームやクロスワードパズルなど、
 論理的思考を必要とするゲームを習慣にすることで、
 脳の柔軟性を保つことができます。

- 新しい経験を求める
 旅行や異文化交流など、未知の環境に
 飛び込むことで、脳に新しい刺激を
 与えることができます。

結晶性知能を活用する行動
結晶性知能は経験の積み重ねによって強化されます。
年齢と共にこの知識を他者に還元することで、
キャリアや人間関係においても役立ちます。

- 経験を共有する
 講師、メンター、コンサルタントとして
 自分の知識や経験を他者に伝えることで、
 結晶性知能をさらに強化できます。

- 自己研鑽を続ける
 専門知識のアップデートや新しい知見を
 得ることを怠らず、学び続ける姿勢が
 結晶性知能をより深めます。


流動性知能が低い人の未来

流動性知能が低下しやすい人は、
40代から60代にかけて、以下のような
状況に直面することが予想されます。

- 問題解決力の低下
 新しい状況に柔軟に対応する力が低下するため、
 仕事や日常生活での予期せぬ問題に対して、
 素早く解決策を見つけるのが難しくなることが
 あります。

- 新技術や新情報への抵抗感
 新しい技術や変化に適応することが難しくなり、
 変化への抵抗感が強くなる傾向が
 見られるかもしれません。
 特に、テクノロジーの進化が急速な現代社会に
 おいて、これが職場でのストレスや不安に
 繋がる可能性があります。

- 自己効力感の低下
 新しい状況や問題にうまく対応できないことが
 増えると、自信を喪失し、自己効力感が
 低下することも考えられます。
 これにより、チャレンジすること自体を
 避ける傾向が強まり、結果として流動性知能が
 更に低下する負のスパイラルに陥ることもあります。


おわりに

流動性知能と結晶性知能は、人生における重要な
知能の側面であり、年齢による影響を理解し、
適切な対策を取ることが大切です。

流動性知能は年齢とともに低下しがちですが、
脳の刺激を保つ活動を意識することで
その衰えを遅らせることが可能です。

一方、結晶性知能は経験を通じて向上し続けるため、
自分の知識や経験を積極的に活用し、他者と
共有することが重要です。

年齢に応じた知能の特性を理解し、
流動性知能を維持する努力を怠らず、
結晶性知能を活用していくことで、
40代以降も充実した人生を送ることができます。


ちょい脱線メモ

流動性知能を向上させず、結晶性知能を活かせない
40代以降の方々が、老害となってしまう可能性が
高いのかなとも感じました。


以上です。

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