ゆるぎなきゆるみへの願い

人の美しさが理解できる人なら、その人本来の美しさを拓いてみたいと思う欲望は人の本能的なところであり、そこに着手することは自然な流れと思っている節がある。

社会人となる若者、アイドルの卵、若き経営者に無償で何かを提供しようとする様は身近に見受けられる。もちろん見返りの気持ちもあるかもしれない。とはいえ誰かの拓かれた未来を見てみたいという己の欲求から突き動かされいつのまにか身体が動いてしまう、というのが本音であろう。

誰かの自分らしさをより輝かせることが結局は自分と世界によき循環をもたらすと知りつつ、己が心底やりたいことに着手する。

その行為は自他への貢献であり、もはや価値の提供と対価という関係を超えた、まごころの交換と言っていい。

以前は恋愛や夫婦仲を通じて、今は身体のゆるみを通じてそこに辿り着こうとしている。

自分、そして誰かのゆるみがまた誰かへのゆるみに波及して、混沌とした世界の調和につながることを願う。

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