愛食フェスに参加する
思えば主催の阿部なるみさんと話してみたいと思ったのは、その純粋性のすごさに驚いたからだ。
ある友人が主催するコミュニティになるみさんはいて、オンラインで繋ぐ話し合いで、出てくる言葉すべてに人への愛があった。自己愛もすごくて、とてもわがままで力強かった。その感じを見ていて、なんでこんなに尖っているのに優しいんだろうと、不思議だったのだ。
彼女が掲げる愛本主義。
資本ではなく愛を循環させる世界。これを実現させようとしている。
実は以前に愛というトークンがあれば愛ある人が無理して資本に形に変えなくても生きていける世界ができるんじゃないかと考えたことがある。
なるみさんとaiyueyoチームの皆さんが起こしている食が人をつくる循環、根付くための土という土台と、育つ人と作物、一度人の中を通った作物が土に還り、やがてまた生まれていくその過程の解像度を高くし、丁寧に言葉で紡ぐことで誰かの心根を日々、拓いている。
その世界観を体感させてもらえるものが、愛食フェスだった。説明をされてもなかなか捉えきれない愛という領域において、そのメッセージを場という媒介を通じて伝えてくれる機会に感謝した。
支えることを押し付けない、助け合うことに損得が存在しない、温かな場だった。
お店をあけてトイレに行こうものなら、隣の出店者さんが商品の説明をしたり、お会計をしていた。一人ひとりがほとばしる熱を発していて、まさに愛の循環が起きていた。説明不要の理念がそこにあった。
たくさん食を楽しみ、お土産も買った。
家族には是非、込められた想いを持ち帰りたい。この場をつくってくれたみなさんに感謝する。
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