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大島宇宙人(Os-宇宙人)といじめと私情

知ってますか?
神聖かまってちゃんの「の子」さんが描いた歌です。
世間的には・・・「Os-宇宙人」って名前の方が正式名称だってされてるけど・・・。

個人的には「大島宇宙人」だよなって思うのです。これは譲れないのです。

結構昔の曲ですけど・・・、たびたび今の時代でもカバーされてていろいろと話題になっていますよね。まあいわゆる電波ソング的な立ち位置でね、話題になるのですが・・・。

本質、もっと掘り下げたい!!!!!!!!!!!!!!!!!

というか本質をもっと知ってくれ・・・頼むよ・・・って思ってて。思ってるんです。

だから・・・かきました。読んでくれると嬉しいです。ちょっと私情もあるんですけど、だからこそ書いておきたくて・・・。


〇「Os-宇宙人」と「地球で 宇宙人って あだ名でも」

元々はライトノベル「電波女と青春男」っていう作品があって、その作品がアニメ化されるにあたり作られたOPアニメソングです。
元々は確か、話題になったのが・・・「電波」ソングだったからですね。まあ2010年前後?って電波ソング黎明期を過ぎて、まあ電波ソングって名前が知名度?を獲得できた?感じがあったのかなあって思うのです。

リリース当初は、「Os-宇宙人」ってタイトルで演奏は神聖かまってちゃんですが、Vo.はヒロインの藤和エリオちゃんの方があてていて。

作品に出てくる「藤和エリオ」ちゃんは、まあ人間離れした見た目(いい意味で)ってのもあったりいろいろな事情で「宇宙人」を自称しているわけで・・・、詳しいストーリーとか、あんまり覚えていないのですが・・・。そんな感じだったかな?と思うのです。だから歌詞の節々に「宇宙人」ってワードが出てくるんですよね。

「地球で 宇宙人って あだ名でも」「社会で 宇宙人って あだ名でも」

これ

これなんですよ。

電波なんてそこじゃなくて、これなんです。

この歌詞をしっっっっかり見たうえで、解釈して咀嚼してほしいのです。

ただ「電波」チックだからって理由で終わってほしくないんです。

〇の子さん

敬愛して、大ファンなんです。ずっとこのころから神聖かまってちゃんを追っかけてて。当時は結構荒れてて悪い意味でニュースになったりすることが多かったりもしました。(でもバックグラウンドを知れば仕方ないって思う)
でも・・・大好きで・・・。進撃の作者の諌山さんもファンっておっしゃってて。
嬉しいですね、好きな人同士が仲いいの見ると。

話それちゃったんですが、の子さんは、「神聖かまってちゃん」のギタボの方です。
の子さん、本名は「大島 亮介(おおしま りょうすけ)」さんというんですね。結構私自身と共通点があったりして、そういうバフも含めて・・・好きです。考え方とかそういう部分もあり・・・あと身体的特徴?(左利きとか)も結構似てたりして、共通点が個人的に(一方的に)多いなって思ってて。
私のネットでの名前は2-Low(2浪、中溪浪介)なんですけど、いろいろとそういう影響もあります。

の子さんは、ニコニコにも個人的垢がありまして・・・。Os-宇宙人リリース後に、ポンとニコニコにある動画が投下されたのです。

それがこれ↓

「大島宇宙人」ってタイトルで、の子さん本人が「Os-宇宙人」をセルフカバーして歌っているのです。ボイチェン使って。

「大島」

「大島」 「Os=(大島)」 

そういうこと・・・なんです・・・。

〇宇宙人

この言葉、個人的に凄く嫌いなんですよね。

嫌いすぎて・・・、なんか、同じ同種の人間に対して、いじめだったり、揶揄の言葉として使ったりすると「コイツと俺とはそもそもが理解しえない人間」って感じがして、嫌じゃありませんか。

垣根を越えて人種を超えてお前とは根本的に違うぞって侮蔑の意味があるみたいで・・・嫌なんです・・・。

なんでこんなこの単語に嫌がってんのって話も含めて後述します。

〇の子さんと「宇宙人」

こういう記事書くと、万が一の子さんの目に留まって、「つらい記憶」と思われることを思い出してほしくないなって個人的な勝手な気持ちもあって、書くの躊躇う気持ちが湧いていて・・・でも・・・。書こうと思ってて。

の子さんごめんなさい。

書きますと・・・。

の子さん、「小中学校」時代にいじめられてる経験があるんです。それもひどくね。あんまり詳細を書こうとすると自分が辛くなるので書きませんが・・・。調べればある程度、の子さん自身が吐露しているので見つけられると思います。
その時のあだ名が「大島宇宙人」なんですよ。宇宙人ってあだ名・・・、最悪すぎる。
嫌なんですよ、自分もそうだったから・・・。
の子さんがどうして、そう呼ばれるに至ったのかはわかりません。もしかしたらどこかで、どこかで「吐露」してるかもしれませんが・・・私は観測できてなくて。の子さんはその後高校中退したり。

いじめられていた世界線が無かったら、の子さんはどうなっていたんだろうって思うことがあって。
いじめられていたからこそ、「神聖かまってちゃん」があったのだとしたら・・・。
そんなん、そんなんだったら、神聖かまってちゃんなんて存在が無くてもいいから、の子さんがいじめられない方がよかった。

・・・・・・・・・・・。

キツイあだ名だと思うんですよ。「宇宙人」って。身体的な揶揄じゃなくて、それよりも高次元な「いじめ」みたいで。

嫌。

嫌なんです。

身体的特徴を揶揄する悪意のあるあだ名も「良くはないに決まってる」。
「デブ」「チビ」とか、悪意のあるあだ名、往々にして今の時代だって、昔の時代だって皆言ってる。
最近は「障〇者」とか、「ADHD」とか、他称で侮蔑的コメントで使う人がたくさんいて・・・「アスペ」とか・・・ね。「ガ〇ジ」とか。

でもそれすら凌駕する悪意のあるあだ名だと思うんですよ、「宇宙人」。

悪口、使わないでくれ・・・って思うんです。でも「悪意」って人間が古来からエンタメとして使ってきたもので・・・。
古来から、人が処刑されたりさらし首にされたりするってのは「エンタメ」でもあって。どの世界においても、陰口、悪口は人をつなげるもので。
今の時代だって、私刑に等しい糾弾、誹謗中傷が世の中にはびこってて。今の時代だって決して昔と変わらない。何ならSNS、インターネットで全世界にリアルタイムでつながれるようになってしまった分余計悪質になって。
だからしょうがないものなんだろうとは思うのです。でも・・・被害者はいるわけで。

・・・・・・。

「大島宇宙人」、タイトル見返してみてもらえるとわかるんですけど、の子さんの本名からとってます。よーく聞いてみてください。
「電波ソング」じゃないんですよ、よーく聞き返してみると、の子さんが当時の自分を書き起こしていただけで・・・それがたまたま「電波女と青春男」にマッチして。そりゃもちろんアニメからの視点から見れば「電波」ソングでしょうが・・・。の子さんの視点から見れば、「電波」じゃなくて「事実」なんですよ。ウウ・・・。うう。


そういった意味で聞いてみてください。

「地球で 宇宙人なんて あだ名でも」
「夏休みが 来ずに中退」
「バイトできない」
「社会で 宇宙人なんて あだ名でも」

・・・・・。の子さん、当時スランプで曲がかけなくなっていて、でもこの曲は「30分くらい」でできたっておっしゃっているんです。

そういう意味も、きっとあるんだろうなあって思っていて。

当時、この「大島宇宙人」を聞いた時・・・ボロボロ涙が出たのを覚えていて。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

〇私情と「宇宙人」

高校時代はあだ名すらないような人で、まあ自称進学校程度の地方の人間で、勉強ができないからバカにされてた位の高校時代だったので、それはイイとして・・・。


中学。中学校時代は割と学年みんな顔見知り以上くらいには知り合いだったし、生徒会長とかもやってたりしたので、まあ割と楽しい生活ではありましたが、まあ治安は最悪中の最悪で。野球部のバックネットが夜中に放火されて全焼したり、バイクは日中乗り込んでくるわ、4階なのに廊下を自転車がびゅんびゅん走ってたり、バタフライナイフ持っている不良が授業中廊下を練り歩いてたり。
ナイフ持ちの不良からは首にナイフ突き付けられたこともあります。まあ先生は助けてくれなかったけど・・・。

まあそういうのが「一般の子」にだれかれかまわず振舞われていたので、そこら辺は正直「いじめ」じゃないなって思っていて。

で、その不良のうちパワー全振りのタイプの一人が自分のことを理由ははっきりしませんが「宇宙人」って開口一番初対面の時に言ったんですよね。そこからもうずっと中学校3年間、何ならその後も道端であったり(地元にいるとき)、帰省してたまたまあった時でさえ(よく覚えてるよなあって思う)まだ言われます。
言われた当初は「!? なんで!?」くらいの認識で。実際自分のことを「宇宙人」って言うやつはその不良と、取り巻きの1人くらいで。他の不良の子とは地元が近かったり、小学校の頃友人だったりもしたので、そんなことは全然なく仲いいままで過ごせたんですけど、なぜかソイツと数人だけ会うたんびにすげー大声で「宇宙じーん!」って言いまくるわけですよ。

中学生のころ、多感な時期ですよね。これ結構きつくて。いやなんでやねんって思いながら・・・。
そして中学3年の時、自分と、他の面倒見のいい子(私とも仲がいい)2人の合計3人態勢でその問題児の小守役をやったんですよね。わざわざ優等生3人を同じクラスに集めて・・・、その不良を制するために。

キチいのが外で呼ばれるのがキツイ。スーパーとか繁華街であった時に大声で「宇宙人!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」って呼ばれてみてくださいよ、知らぬふりしてもずんずん歩いてきて肩パンなわけで。

キチい~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。

幸いだったのは、そもそもがその不良の子自体が「すげえ嫌われてた」のがあって。他の不良の子はソコソコに「わきまえてる」とこもあったので、不良以外の友人関係があったし、女の子とかも普通に接してた。だけどそのパワー不良だけは、だれかれからも基本「うっすら嫌われてた」のが幸いだった

「お前もあんま気にすんなよ・・・」って幼いながらも労わってくれる友人達が殆どだったのが、自分にとって救いでした。自分は・・・そういう「人を嫌う」事をあんまりしなかったので・・・。それもよかったのかもしれない。いじめ・・・嫌いだったし。他人をけなすのって嫌だったんですよ。当時から結局戦っている相手は「自分自身」で、そもそも他人を蹴落とすとかそういう考えを持たなかったのもあるのかもしれないけど、味方になってくれる人が殆どで。むしろそういったあだ名で呼ばれることはその不良と数名以外なかったです。

だからまあ、「いじめ」とはとってなくて。だから生き残れたんだろうなって思うところがあります。
の子さんは・・・いじめの規模が大きかったのだろうと思うのです。だからこそ・・・だからこそ・・・。救ってくれる人が少なかったのもあるのだろうと・・・

・・・・・・・・・・。

まあ俯瞰して見てみると、結構ひでえ事されてたかもって思い返すと結構出てくるんですけど(野球ボールをソイツに全力で顔にぶん投げられたり)、眼中に無かったのもあったり、単純に自身が自分との戦いに明け暮れてたのもあって、心にダメージはあったけど、耐えきれちゃったって意味で生存バイアスがかかってたのかなって思うところはあって。

ただ、この一件から教訓を得たことがあって。というか元から人にあだ名付けるのは嫌いなんですけど、「体型」とか本人が呼ばれたら「嫌だろうな」って思うあだ名をつけることは絶対にしないようにしてました。その結果「親友」と呼べる存在が何人かできたり。

傷もうまく使えば活きますね。


〇終わりに

隙があったので自分語り多めになってしまったけれど、「Os-宇宙人」は「大島宇宙人」だし、決して電波ソングじゃあないよってのを書きました。

今なお話題に挙がることが多いこの曲。絶対忘れないでほしいし、の子さんに対する気持ちも自分は絶対に忘れない。
初めてこの曲を聴いたとき、大島宇宙人を聞いた時ボロンボロン涙が出たのは自分と重なったから・・・。

・・・。でも過去は変えられないし、負った傷は誇りになるから、今日も進んでいきましょう!

大島宇宙人、ですよ。電波ソングじゃない!!!!!!!!!!!!!!。



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