ある朝の詩

悲しみの味

悲しみは何度も感じてきたけれど、

ゆっくりと時間をかけて、

味わったことはあるだろうか。

その苦味や、みずみずしさ。

ゆっくりと移ろう、

その変化を味わってきたことがあるだろうか。


悲しみに不幸のヴェールをかけて、

純粋な味を忘れていなかっただろうか?

悲しみがいつか喜びに変わることを忘れて

吐き捨てていなかっただろうか


悲しみよ

僕はいまだに君を知らない

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