ささやかにヘヴィメタルを嗜む人のためのギターの音作りなんかのお話
どうもどうも、書けるネタがあるうちはつらつら書いていこうと思います。そのうちカレーとかサバゲの話を書き始めたたら終わりが近いと思ってください。
さて、今回はワタシのギターの音作りの話を書こうと思います。昔のブログとかには何か書いたかもしれないけど随分時間もたったことだしちょっとまとめてみようと思います。共感してくれそうなのは以下の方々です。
①メタルしかやらん
②AxeFxやらKemperなんか買ってられるか(金がない)
ごく一部の偏屈な原理主義者と共感するためだけに以下に記事をしたためていこうと思います。
ライブやスタジオにいく機材とDTM用では手法がやや異なります。
まずはライブ用の音作りについて書いていきましょう。ちなみにライブ用といっても2年前に一度稼働したっきりの足元が最新です。コロナめ...。
手前みそですがこちらのライブになります。
もうコロナコロナでどうしょもない時期にライブ出演の打診をされ、苦悩した結果一人でやったライブです。結構楽しかったので機会があったらまたやりたいものですね。
ギリギリ足元の写っている写真がありました。
3つしか使ってないな!!
オーバドライブ→プリアンプ→IRローダー以上!
この際オーバードライブとプリアンプはそれっぽいやつならなんでもいいと思います。TSでもSD1でも。ZW44はこの時はかけっぱですね。Mooerのプリアンプはフリードマンのシミュなのできっとザック・ワイルドになりたかったのでしょう。ギター本体にもブースターなんかが入ってますが興味のある方は買った時の衝動のみで書いた記事があるのでそちらを参照してください。
ここで最も重要なのはHOTONEのIRローダー、OmniIR!!これが素晴らしい!このライブの時はTHRUアウトプットからはローランドのJCにつないでワタシ自身のモニター用に、XLRアウトからはミキサーにつないでお客さんに届く音を出してもらっていました。
こうするとアンプなんかもうなんだっていいしマイキングもなんでもいいしアンプの前にたってるマイクけとばしちゃって音が変なんなるとかそういうトラブルと無縁になるんですね。IRファイルの質がモノを言います。
このやり口はAxeFxやKemperを使ってる人は当たり前のようにやっていて、ずっと羨ましいなぁと思っていました。
かといってあんな大仰な筐体もエフェクト数もいらないしそもそもめちゃくちゃ値段が高いし縁がないなと思っていたのですがかゆいとこに手が届く機材を作っている会社というのはあるものですね。バッチリでした。他にも近しい機材はいくらかあったけどXLRのアウトがついてたの当時はOmniIRだけだったんじゃないかな。XLRだとノイズが軽減できるんですよね。価格もそこそこ。もうこれしかない。
ちなみにデフォルトで入ってるIRファイルはワタシは使い物になりませんでした。この辺の入れ替え前提になるとあまりビギナー向けの機材じゃないですね。これも神経質で病的なモダンメタル愛好家には気に入っていただけるのではないかと思います。
ワタシはIRをここで仕入れています。
どのキャビのIRも10ドル程度で買えるのでアンプ買いたくなったりちょっと気分変えたくなったら買ってます。ささやかすぎんだろ。
もはやOmniIRの魅力を伝えたいがためだけの書き始めた記事ということがそろそろおわかりいただけるでしょう。
後は状況によってギターソロ用のEQとかワイヤレスとか空間系を組み入れたりするんですがいかんせん以降ライブやってないんでね、IRローダーを用いたシステムもバンド編成で通用するかを試せていないのでいつか試してみたいと切望しております。
アンプヘッドや4発キャビ、ラックシステムについて言及していませんね。もちろん見た目かっこいいしめっちゃ音もいいことが多いので好きなんですけど今ではロマン武装かなと思っています。もしも大きいライブハウスでワンマンライブが頻繁にできるようになったら考えればいいと思います。
小さいライブハウスの狭い楽屋に5バンド分の荷物があるような場面で4発キャビの100wのエングルアンプとかが鎮座してたら死ぬほど邪魔だろう。
次に記すはDTM、宅録用の音作りです。
まず前提として、音源での音作りは全てプラグインのアンプシミュレーターを使っています。そしてモニター用に先のライブ用の足元の機材から音をつなげて聴いています。ちなみWindouws環境です。
ギター→パッシブDIボックス →→(WET音)→Baby Face→PC
↓→→(DRY音)→→→→↑
DRY音のみをDAWに録音し弾いてる音(WET音)はDAWにいれないでモニター音と混ぜて出力しております。別にWET音録ってもいいんだけどそれは運用のお話なのでお好きにどうぞといったところですね。インターフェイスは旧型のRME Baby Faceを使っています。すごいですねRME。TatalMixという内部ミキサーの賜物でしょう。いまだによくわからないけど。
ワタシはスプリッター的にパッシブのDIボックスを使っておりますがほんとはもっとこだわった方がいいのかもしれません。以前はStudio Projectっていうとこの真空管マイクプリからスプリットしてたんですが残念ながら壊れてしまい代替品をどれにしようか考えた結果これにしました。
ノイズが増えたり音があまりにしょぼしょぼならアクティブ買えばいいかと思ったのですがなかなかどうして目立った不都合も出ないので愛用してます。
世の中にはレイテンシーとバッファサイズの設定と戦いながらアンシミュから回ってきた音をモニターしながら弾いてる方も多いと思うのですが上記設定だとPCのマシンパワーを気にせずに弾くことができます。これの何が良いってMIXが佳境に差し掛かってプラグインをゴリゴリさしているところにギターを録り直さなきゃならなくなった時なんかに活きるんですねえ。以前はワタシもバッファサイズと戦いながら録ってたんですがやはり上記のようにもうMIXの終わりが見えてきたときにちょっとギター録りなおしたくなることがあったりしました。アマチュアだから。で、もうバッファサイズ最大にしてプラグイン挿しまくってるからレイテンシまみれで録音なんかできないし録り直し用にファイル書き出すのもめんどくさいなぁって思って妥協してしまったことが正直あります。
妥協はよくないよな、だってアマチュアなんだし。
機材をどう使おうが自由だと思いますが妥協の生まれてしまう運用は避けなければならないかなぁと思います。
家ではブースターにTSを、プリアンプにFLAMMAを使っております。エフェクターケースから出し入れするのがめんどくさいだけですね。OminIRだけは出してます。予備にもう一個入手しといてもいいな...。ちなみにペダルをたてかけるのはタブレット用のスタンドが良い感じでした。
この設定はPC立ち上げてタップにまとめたエフェクターの電源入れれば音が出るので練習なんかにもとても有用かと思います。時短時短。
聞いた話によると最近のアレやソレはこーいう環境構築も簡単みたいですね。でも世の中あんなでっかくて高い筐体を置ける人ばかりではないのでそんな人でもよく調べれば低予算で割と良い感じの音が作れるヨという道しるべになれば幸いです。
もっと賢い方法はありそうな気もしますが手持ちの機材で構築できる環境としてはなかなか気に入っております。
続いてDAWにおけるギターの音のお話を
いきなりですがワタシの最近のお気に入りはこれです
バリバリの無料音源!Blackstar意識アンプシミュですね。こちらに先述の3 sigma audioのIRを挿して使ってます。こちら何が良いってチューブスクリーマーやブースターなんかもついてるんですけどそれをONにしなくてもいい感じの音がするんですよね。
これは飽くまでワタシの価値観なんですけど、良いアンプってほんとに直でめっちゃ気持ちのいい音するんですよ。んで良いアンプってのはそうどこにでもあるものじゃないので手っ取り早くソレっぽく補正するためにペダルのオーバードライブやイコライザーがあると便利だなと。
プラグインのアンプシミュレーターをそこまで一生懸命掘ってるわけではありませんがブースターなくてもいい音するじゃん!と思ったシミュは正直初めてでした。ワタシはギターにおけるコンプやオーバードライブというのは重心というか上下の位置関係を決めるエフェクターだと思っているのでブーストなしで良い音が出ることによってかなり音作りの幅が広げられたなと思ってます。
他のモデルもそのうち買ってみたいなと考えています。
他のクリーントーンやエフェクティブな音はCakewalkに付属していたTH3で作っています。必要十分。あんま使わないしな。
Neural DSPなんかの有名なアンプシミュも興味はあるのですがIRに重きを置いている今の考え方だとそこまで必要性を感じていないのが正直なところです。以前デモを試したときもなんだかインストールがめんどくさかったりしてそこまで魅力を感じませんでした。現時点ではね!
あとはマルチコンプ的なので飛び出す200Hzあたりのボフボフを封じ込めNeutronのトランジェントシェイパーでアタックを良い感じにかっこよく聴こえるように調整してほぼ終わりです。
リードギターなんかではOverloudのGem modっていうコーラスみたいなプラグインをうっすら挿すことも多いです。なんとも良い感じなんでちょっと浮かせたいみたいな時によく挿してます。これもタダなんだ。すまんな。
ワタシも著名人様方のTipsや動画でそこそこにお勉強させていただいておりますがそれを鵜呑みにしてもあまりいい結果になることが少なく(機材や曲が違うのだから当たり前ですが)あまり複雑なことはせずとても簡素な処理に落ち着いてしまいました。
しかしながら先人のTipsが無駄なわけでは決してありません。全く知らないのとそういえばあの人がこの事象について言及していたな...と思い出せるのでは雲泥の差です。こんなことは義務教育を受けていればわざわざ書くこともないかと思いますが知識はゴリゴリ仕入れて精査取捨選択していきましょう。せめて自分の好きなことくらいはね。
ちなみに実機のアンプを音源作りで導入したことは3回くらいしかありません。なのでノウハウもポリシーもありません。人にやってもらったら嬉しいけど自分でやるのはちと向いてない。
それらを踏まえワタシはラクチンにMIX処理して浮いた時間でその分Youtubeとかにガンガン曲をアップできたらいいなぁと考えています。まだまだ数が足りてません。
最後はまたちょっとした宣伝になってしまいますが、ワタシの自作曲にてAudio AssaultのVersatile Amp Blacksunで作った音を参照いただければ幸いにございます。
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