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Red

友人に勧められ何とか観に行ったこの作品。勧められて映画を観に行くことってほとんどない。でも、私の感性を理解してる友人からならということで観に行った。※3月半ば頃観賞

冒頭に出てくる赤い旗(トラックの積載制限を超えてしまう場合に後方、前方に注意を促す為の赤旗)が、燃える赤なのか危険の赤なのか、この物語にどう関係あるのかぼんやり眺めてた。雪の中二人を乗せて走る車、電話ボックスから出てくる主人公の女性、それを待つ同乗者の男性。

彼らは何をどう選択していくのか、どう生きていくのか、それをずっと静かに見守っていたような感覚で観ていた。

劇中流れる音楽"hallelujah"が印象深かった。

物語の結末がハッピーエンドであってもバッドエンドであっても、それは自分の好みにはあまり影響しない。愛の物語が男女でなくてもいいように。

この二人、とてもよかった。夏帆さんも妻夫木聡さんも、すごくすごくよかった。苦しくなる位だいぶ感情が前のめりになってしまったけど、音楽の影響もあってか、見終わった余韻は静かに、穏やかだった。


追記:観賞後、小説も購入。映像にすると体温を感じ、音を感じ、色が感性を豊かにする。映画って心強い。