私の人生
中学2年の時、こんなことがありました。
新学期最初のHRで、クラスの委員を挙手制で決めようとした時です。
図書委員を決める時に、私と、2つ隣の席の男Bが手をあげました。
司会をしていたY子と言う同級生の女が、明らかに私の方を見てから無視して、「はいじゃ図書委員はB君で決定です」と言いました。
私はあまりに予想外のことに驚き、しばらく呆気に取られました。HRは淡々と続きました。
HRが終わってから、私は半信半疑でY子に「さっき図書委員の時、僕手をあげてたけど?」と言いました。
するとY子は真顔で、「いやでももう済んだ事だから」と言いました。
私はその瞬間、やはりわざとだったんだ、と思いました。
私が続けて「いやでもおかしいやん」と言うとY子は、「私が謝っても、あんたもう図書委員になれないんだから。謝っても意味ないやんw」と言って立ち去っていきました。
ちなみにY子と私は、それまでほとんど関わりがありませんでした。
つまりY子は、ほとんど関わりのなかった私に対して一方的に敵意を募らせ、HRで私が手を挙げたとき瞬時に「無視する」という嫌がらせを思いついて実行。
さらに私に苦情を言われたとき、瞬時に「済んだことかどうか」と「悪いことをしたら謝る」という別々の要素を巧妙に混同させ、言いくるめて逃げる、という離れ技をやってのけたのです。
私はY子の、この全く異様な種類の能力に恐怖しました。
さらに直後の休み時間、腹が立った私は、これまた数回しか話した事のない同級生の男Tに、「挙手したとき無視された」という話をしました。
するとTは瞬時に怒り出し、「お前がちゃんと手を挙げなかったんヤロオ!?」と怒鳴りました。
私が「何でそうなるんだよ!」
と言い返すと、Tは「だってそういう事ヤロオ!?」と怒鳴って立ち去りました。
私はまた恐怖しました。クラスの生徒の多くが、私がすること、私が言うことを、とにかく全力で否定する、全力で邪魔をする、と固く決意していたのです。
数年後、Y子が神○大学に合格したと知ったとき、私はなぜあんな奴が、世の中とはこんなにも狂っているのか、と愕然としました。
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