ワインエキスパート試験:スイス

プロフィール

EU加入なし
ドイツ、オーストリア、イタリア、フランスと隣接(教本は5つの国と隣接)
アルプス山脈・ジュラ山脈
2019年度:寒春でブドウの発芽期が遅れたが、夏の気温上昇で早い育成。雹被害で生産量12%減。

歴史

紀元前58年:ジュリアス・シーザー侵攻の歳にワイン造り広まる。
スイス先住民:ヘルヴェティア族。

気候風土

気候:北は亜寒帯性、南は地中海性、西は海洋性、東は大陸性。
土壌:ジュラ紀・白亜紀の地層が中心。

主なブドウ品種

生産量:赤45%、白54%、ロゼ1%

画像1

品種:約250品種。ワイン生産は約90品種。

白ブドウ
 シャスラ(面積57%):ヴォー・ヴァレー、ジュネーヴ、ヌーシャテル
 ミュラー・トゥルガウ: チューリヒ、シャフハウゼン
 シャルドネ:ジュネーヴ、ヴァレー、ヴォー、ヌーシャテル

赤ブドウ
 ピノノワール(ブラウブルグンダー、面積47%)
 ガメイ
 メルロ

ワイン法と品質分類

AOC(仏)KUB(独)DOC(伊):全土で62。
 各州で最低糖度と収穫量が定められている。
 フランス語圏:白ブドウ(糖度15.2、収穫1.4)、黒ブドウ(糖度17.0、収穫1.2)。
 ドイツ語圏:
 イタリア語圏:

 表記名
 ①アペラシオン・カントラル(州名)
 ②アペラシオン・レジョナル(地域名)
 ③アペラシオン・ローカル(ローカル名)

ヴァン・ドゥ・ペイ(仏)ランドヴァイン(独)IGT(伊)
 白ブドウ(糖度14.4、収穫1.8)
 黒ブドウ(糖度15.2、収穫1.6)

ヴァン・ドゥ・ターブル(仏)ターフェルヴァイン(独)ヴィノ・ダ・タヴォーラ(伊)
 白ブドウ(糖度13.6)
 黒ブドウ(糖度14.4)

ワインの産地と特長

スイス・ロマンド(仏)
[ヴァレー州]
 スイス最大のワイン産地。
 代表的品種:ファンダン=シャスラ(辛口白)
       ヨハニスベルグ=シルヴァーナー(甘口)
 名産品:ドール(ピノ100%orピノ+ガメ85%以上)
     フレトリ(甘口白)

[ヴォー州]
 シャスラ60%
 毎年18/20点のワインは、ロリエ・ドール・テラヴァンの称号。
 最優秀ワインはロリエ・ドゥ・プラチナの称号。
 6地区(以下)
 <ラ・コート>
 <ラヴォー>
  3つの太陽(太陽、レマン湖の反射、土壌の熱)
  デザレーのクロ・デ・モアン:ローザンヌ市が所有
 <シャブレ>
 <コート・ドゥ・ロルブ>
 <ボンヴィラー>
 <ヴュリィ>

[ジュネーブ州]
 <マンドゥマン地区>
  サティニー(スイス最大のワインコミュニティー)
  アントレ・アルヴ・エ・ローヌ
  アントレ・アルヴ・エ・ラック
 <アントレ・アルヴェ・エ・ローヌ>
 <アントレ・アルブ・エ・ラック>
  コロニーのシャスラが有名

 [ヌーシャテル(三湖地方)]
  ヌーシャテル・ノン・フィルトレ:毎年1月第3水曜日に販売されるノンフィルータのシャスラは特産品。
  ウイユ・ド・ペルデュリ:ピノノワールから作られるロゼ。発祥の地。
  最優秀ワインにはラ・ゲール・ドールの称号。

 [フリブール]
 [ベルン・ビーレーゼー]
 [ジュラ]

スイス・アルモン(独)
 ヴィンツァーヴィ:1969年以来の品質保証マーク。
 主要なAOC:ロイシュリング、ブラウブルグンダー。
 [西地区]
 [中央地区]
  <チューリヒ>
 [東地区]
  ノストラーノ(IGT):ボンドーラ種から生産される伝統的ワイン。
  <ティッチーノ>

スイス・イタリエンヌ(伊)



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