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劇団四季新作「ゴースト&レディ」がどうしてこんなによかったのかメモ

自分なりの感想をまとめてみた、ネタバレあるのでご注意ください、、



・自分の決めた、使命と感じる道を選んで、進んでいくこと。貫くこと。誰に反対されてもどんな困難があっても、難しさがあっても、そんなもの邪魔にならない。

・人間が本来持っている、自分が治る、自分で治す力の存在。それについて歌うシーンやセリフがグッときた。そうだ、私たちはみんなその能力を持ってるんだ。

・看護の現場の話、生死をさまよう描写がある。死にかける人が生き返るというシーン、反対に亡くなってしまうシーン。人生で、家族や身近な誰かに生き返ってほしい、という経験をしたことを思い出した。そして、フローが患者達に自分のハッピーエンディングを書こうと歌うシーンもある。
そうだ、誰もが自分のストーリーの主人公なんだ。それに、ライターも自分なんだ。
だったら、ハッピーエンディングがいい。

・エイミーのシーン。憧れのだれかみたいになりたいと思うが、圧倒的に追いつけない存在を前に、常に劣等感を感じることってあるよね。
そして、彼女は別の道を選ぶ。
何がベストかなんて誰によっても違うから自分の道選べるのが1番の最適解だよね。

・円グラフを使ってわかりやすく伝えること。
フローがいろんな要人にお手紙書いたり、わかってもらうために伝え方を工夫するところ、まさに仕事だし、政治だし、必要なことだと思った。

・ゴーストのグレイ、フローのまっすぐな姿に自分の夢を思い出すし、そういうところに惹かれて行ったんだろうなぁ。

あと、今回は劇団四季のオリジナルにして新作の舞台だからか、観客の皆さんが舞台を観ることがとても好きで、劇団四季のファンで、舞台慣れしていることが客席の雰囲気や皆さんの姿勢からすごく伝わってきた。
あの、開演する直前にみんな静かに姿勢良く待っている感じ、他の演目でなかなか観たことないかも。最近は観劇マナーについて気になる、ハラハラするようなことがちらほらあったけど、好きな人しか来ないってこんなに体験の質が守られているものなんだと思った。。

あとは、やはり初めて観る作品の感動って何にも代え難いものがあると思う。こういうストーリーなんだ、こういう演出なんだ、音楽に衣装なんだって段々とわかっていく体験は素敵だ。

正直ゴスレの音楽はどこかで聞いたことのあるような曲調やメロディーではある。
でも、名曲がいっぱいで好きだと思った。

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